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» 2014年11月24日 06時45分 公開

カロリーゼロを疑おう【第3回】人工甘味料の正体は……ヘルシーライフの新常識

砂糖の何十倍、何百倍も甘いのにカロリーはゼロ。人工甘味料は食品の常識を覆す存在です。でも実は、人工甘味料は食品ではなかったのです。

[ことばや/伊藤佳代子,ITmedia]

 人工甘味料の歴史は、100年以上前に遡ります。1878年にジョンズ・ホプキンス大学で、とある研究中に「サッカリン」が偶然発見されました。第一次世界大戦が始まって砂糖が不足したこともあり、「サッカリン」は急速に普及します。製造コストが砂糖よりも安いため、戦後になっても砂糖の代用品として使われ続けました。

 しかし、1960年代に行われた動物実験で、弱いながらも発がん性があると報告され、一時、使用禁止となりました。発がん性については、その後の実験で否定され、アメリカや中国では現在、大量に使われていますが、日本では未だ、安全性維持のために使用量が制限されています。

 ではここで1つ問題です。サッカリンが発見された時に行われていた研究とは何だったのでしょう。答えは「コールタール」。そう聞いて、ちょっとゾッとしませんか?

(画像はイメージです)

自然界に存在しない化学合成物質

 サッカリンの使用量を制限している日本で使用されている主な人工甘味料といえば、「アスパルテーム」「スクラロース」「アセスルファムカリウム」など。認可が降りているから安全な食品かといえば、答えは「NO」です。そもそも人工甘味料は食品ではありません。石油などから化学的に精製された「化学合成物質」で、自然界には存在しない完全な人工物です。

 では、化学合成物質の何が悪いのか。それは、人間の胃腸で消化することができないということです。考えてもみてください。石油から生まれた化学合成物質である人工甘味料は、いわば「プラスチック」。山や森に捨てられたプラスチックがいつまでも腐ることも、朽ちることもないのと同じように、私たちの身体は、人工甘味料を分解・消化する「酵素」を持っていないのです。

 それでも、胃腸は何とかこれを分解・消化しようと頑張ります。それはもう、涙ぐましい努力です。本来は代謝に回さなくてはいけない分の酵素も使いまくって賢明に働きます。働き過ぎれば人間は過労で死ぬこともあります。では、過度に負担のかかった胃腸に何が起こるのか。想像したくありませんね。

さらに深刻化するか、危険度は未知数

 実は太りやすいとか、依存性があるとか。人工甘味料にささやかれる危険性はいろいろあります。今回お話した、人間に消化できない物質であることも危険要素の1つです。けれど一番怖いのは、人体に与える影響がまだ未知数であるということ。歴史が浅すぎて、その影響のすべてを把握して切れていないのです。

 現代病とも言われるアレルギー疾患は、こうした化学合成物質が原因ではないか、との説もあります。中でも近年、もっとも要注意としてマークされているのが「アスパルテーム」です。次回は、アスパルテームに絞り、その危険性をさらに深く掘り下げてみたいと思います。

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