Nexus 10 (Google)
10インチクラスでQXGA(2560×1600ピクセル)、300ppiという高画素密度を誇るAndroidタブレット。製造はSamsung Electronicsが担当している。
ぽぽろっち ★★☆(2.5)
リファレンス機ということを理解して購入するなら◎
発表当初にAndroidに要求される事項を網羅しているので、最新のOSを追いかけるという目的であれば、Nexusシリーズを選ばない理由はない。そういったことから、癖のないプレーンな10インチタブレットに仕上がっている。リファレンス機ということで際だった特徴があるわけではないが、必要十分な機能と外観を兼ね備えている。背面のラバー仕上げなんかは、触り心地がよく、個人的には大好物です。
園部修 ★★★☆(3.5)
高精細なディスプレイは圧巻
フルHDを大きく上回るQXGA(2560×1600ドット)の超高精細ディスプレイは一見の価値あり。発売から1年が経過したが、同等の解像度を持つタブレットはいまだ少なく、映画やフルHDの映像を全画面表示するとその美しさに目を見張る。それでいて操作性はよく、画面のスクロールなどは指にぴたりと付いてくる。背面に施された指に吸い付くようなゴム質のコーティングは好みが分かれそうだが、滑りにくいためしっかりとホールドできるので個人的にはいいと思う。
庄司恒雄 ★★★☆(3.5)
性能と価格の魅力をデザインが台無しに
約10インチで2560×1600ピクセル、デュアルコアCortex A15、RAM2Gバイト、ストレージ16Gバイトで3万円台という低価格が特徴だ。スペックと価格は魅力的なのだが、この端末の問題はデザインだ。広いフレーム縁と形状がいかにも野暮ったい。これでデザイン面がスマートであれば、かなり人気を集める機種になる可能性もあっただけに残念だ。
田中宏昌 ★★★☆(3.5)
高密度な液晶ディスプレイで電子書籍や映画が快適
2560×1600ピクセル(300ppi)という高解像度かつ高密度の10型ワイド液晶ディスプレイを搭載しながら、16Gバイトモデルで3万6800円、32Gバイトモデルで4万4800円と手ごろな価格を実現しているのが魅力だ。高画素の写真データを拡大/縮小表示してももたつきがなく、高解像度フォトビュワーとして快適に使える。また、7型のタブレットでは読みづらかった電子雑誌も、文字の小さい写真のキャプションまで読めるほか、見開き表示でも読み進められる雑誌が多い。ステレオスピーカーを内蔵しており、HD映画の鑑賞と併せて非常に魅力的だ。続々と新モデルが登場しているジャンルであり、圧倒的な優位性は薄れつつあるが、まだまだ競争力は備えている1台と言える。
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