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高機能だけどネーミングセンスが独特な名作文具5選

世のヒット商品の中には、思わず声に出してつぶやいてみたくなるようなナイスネーミングのものが数多くある。ここではそんなキラリと光るネーミングセンスを持つ、しかし決して機能性もあなどれない名作文具を集めてみた。

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 世のヒット商品の中には、思わず声に出してつぶやいてみたくなるようなナイスネーミングのものが数多くある。代表的なところでは小林製薬の名作の数々が挙げられるだろう。ここではそんなキラリと光るネーミングセンスを持つ、しかし決して機能性もあなどれない名作文具を集めてみた。ちなみに文具業界に特有の傾向なのか、ダジャレ成分が高濃度なので、全身を脱力させながら読んでもらいたい。

→あまり(全然)役に立たない「ネタ文具5選」も選んでみた

通常の15倍の耐芯構造「オ・レーヌ」

 トップバッターを飾るのはプラチナ万年筆の「オ・レーヌ」。いきなりベタもベタだが、「芯が折れにくい」からオ・レーヌだ。中黒の効果か、どことなくフランス語風の味わいが趣深い。従来モデルに比べて、さらに「耐芯構造」(初めて聞く言葉だ)を高めたという最新モデルは、一般のシャープペンに比べて15倍も芯が折れにくいという。普段から筆圧の強さに困っている人におすすめだ。

40本の芯が入る「シンドバット」

 お次もシャープペンのラインアップから、サンスター文具の「シンドバット」を。芯がドバッと入れられる故のネーミングである。その数なんと40本。通常の替え芯ケースも40本入りなので、替え芯ケースでそのまま文字が書けてしまうような製品だ。

表面の1枚だけ切り抜ける「キリヌーク」

 新聞や雑誌のような薄い紙面をカッターで切り抜くとき、表面の1枚(1ページ)だけを切り抜くというのは意外と難しい。そんなときに便利なのが「キリヌーク」(ネーミングはもちろん「切り抜く」から)だ。内蔵のバネで刃圧を段階的に調節でき、表面だけをスッと切り抜ける。ちなみにメーカーは、世界初の折り刃式カッターを開発したことで知られるオルファ(=折る刃)である。

くるくる回って芯を尖らせる「クルトガ」

 シャープペン業界の近年の大ヒットとも言える商品が三菱鉛筆の「クルトガ」だ。書くたびに芯が少しずつ回転し、常に芯先を円錐形に保つ。この「くるくる回って芯を尖らせる」クルトガエンジンと呼ばれる構造が話題を呼び、発売1年間で300万本以上を売り上げた。

セーラーさんがやってくれました

 最後に紹介するのはセーラー万年筆が開発を手がけた「シャアペン&セイラ万年筆セット」。これはもう多機能云々ではないが、一応「シャアペン」は赤シャープペンその他の3WAY式、「セイラ万年筆」はピンクのカートリッジインクを内蔵している。残念ながら予約期間は今年4月に終了しているが、今回の記事テーマ上、紹介せざるを得なかった。許していただきたい。


 本記事で紹介した以外にも、まだまだこの手のネーミングを持つ名作は多くある。トンボ鉛筆の「オルノ」、パイロットの「コレト」、オートの「ガチャック」、プラスの「メモローゼ」……。高い機能性とその脱力してしまうようなネーミングのギャップに、なぜかたまらなく惹かれるのである。

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