日本で研究開発されたレノボのThinkPadタブレット その5つの魅力に迫る
レノボ・ジャパンのThinkPadタブレット最新モデル「ThinkPad 8」と「ThinkPad 10」は、伝統のブランドに恥じぬ性能の高さと堅牢性を兼ね備えたタブレットだ。
PCにあまり詳しくない人でも、「ThinkPad」という名前は耳にしたことがあるのではないだろうか。かつて日本アイ・ビー・エムから発売されたノートPCに端を発する、高性能かつ信頼性が高い製品の代名詞として、今もレノボ・ジャパンが、主にビジネスシーン向け製品のブランドとして展開している。そんなThinkPadの名を冠したタブレットが「ThinkPad 8」と「ThinkPad 10」だ。
8.3型のディスプレイを採用するThinkPad 8と、10.1型のディスプレイを備えたThinkPad 10、どちらもビジネスシーンからハイスペックな製品を求める個人ユーザーのニーズにまで応える、処理能力と多彩な純正オプションを備える点が魅力。今回はその魅力を大きく5つに絞って紹介しよう。
魅力1:大和研究所生まれの堅牢性
レノボ・ジャパンの大和研究所は、日本アイ・ビー・エムから引き継がれたPCの研究開発拠点だ。丈夫さや、耐久性の高さ、信頼性の高さ、性能の高さというThinkPadブランドの強みの源泉はこの大和研究所にある。「振動衝撃試験設計ラボ」「耐久試験設計1ラボ」「耐久試験設計2ラボ」「音響試験設計ラボ」「無線性能試験設計ラボ」「EMC試験設計ラボ」「信頼性試験設計ラボ」「電磁波試験設計ラボ」といった施設で徹底的に試験を行っており、さまざまな利用シーンで安心して利用できるよう、検証されている。
実際にどんな試験が行われているのかは、レノボ・ジャパンが公開している映像を見るとよく分かる。朝ラッシュの電車の中でもまれたり、手から滑り落ちたり、静電気による高圧の電気が流れたりしても極力動作に問題が生じないように研究を行っている。実際に他社製品に劣っている部分があれば、製品の仕様を変えることもあるという。仕事において全幅の信頼をおけるのが、ThinkPadなのだ。
魅力2:カテゴリートップクラスのハイスペック
ThinkPadタブレットは、日本市場でも人気の高い8型タブレットの中でも、非常にスペックが高いモデル。ThinkPad 8もThinkPad 10も、インテルAtomプロセッサー X3795(1.59GHz、2Mバイトキャッシュ)を搭載しており、その処理能力はタブレットとして申し分ない(ThinkPad 8はインテルAtomプロセッサー Z3770のモデルもある)。
ThinkPad 8は、10点マルチタッチ対応タッチパネルを搭載する8.3型ディスプレイを備える。1920×1200ピクセル表示が可能で、パネル表面には旭硝子製の曲がるガラス「ドラゴントレイル」を採用した。2Gバイトもしくは4Gバイトのメインメモリと64Gバイトもしくは128Gバイトのストレージ、200万画素のインカメラと800万画素のメインカメラなどを搭載し、ビジネス利用でもストレスを感じない基本性能を誇る。
外部とのインタフェースには、Micro HDMI出力、Micro USB 3.0、microSDスロットがあり、縦に持ったときの下側、Windowsボタンがある側にステレオスピーカーがあり、デュアルアレイデジタルマイクも搭載する。バッテリー動作時間は約8時間で、外回り営業などに持ち出しても利用可能だ。本体サイズは132(幅)×224.3(高さ)×8.8(厚さ)ミリ、重量は約410グラム。特別小さく軽いわけではないものの、このスペックの高さがボディに詰まっている点が魅力だ。
一方ThinkPad 10は、ディスプレイの解像度は1920×1200ピクセルで、10点マルチタッチに対応する点はThinkPad 8と同じ。パネル表面には丈夫なコーニング製の「ゴリラガラス」を採用する。メインメモリは2Gバイトもしくは4Gバイトで、ストレージは64Gバイトか128Gバイトが選べる。本体のサイズは、約256(幅)×177(高さ)×8.95(奥行き)ミリで、重さは590グラム。バッテリー駆動時間は約10.2時間。外部とのインタフェースにはUSB 2.0にMicro HDMI出力を備える。またセキュリティ対策などに活用できるスマートカードリーダーを備えるモデルも提供する。
なお、ペンでの操作を希望するユーザーのために、筆圧感知対応のデジタイザ「ThinkPad Tabletペン」(約8グラム)が付属するモデルも用意する。デジタイザへの対応は購入時しか選べないので気を付けたい。
魅力3:用途に合わせてカスタマイズできるCTOオプション
基本スペックが高いThinkPad 8とThinkPad 10だが、その魅力をさらに高めるのが、LCP(レノボ・カスタマイズ・ポータル)で選べるCTOオプション。用途に合わせてカスタマイズすることで、価格と性能のバランスを調整できるのが特徴だ。魅力2でも紹介したとおり、メモリやストレージが選べたり、セキュリティ機能を追加したりできる。タブレットでスマートカードリーダーを搭載する製品はかなり珍しい。
OSは、ThinkPad 8ではWindows 8.1 with Bingの32ビットのほか、Windows 8.1 Proの64ビットモデルも提供する。ThinkPad 10ではWindows 8.1 Pro 32ビット、Windows 8.1 Pro 64ビット、Windows 8.1 with Bing 64ビットが選択できる。Officeのプリインストールの有無などもカスタマイズできる。
魅力4:豊富な純正アクセサリー
タブレットを活用する際には、本体の魅力だけでなく、その周辺にあるさまざまなアクセサリーも重要だ。特にビジネスシーンでは、ノートPCのように使えるキーボードがあったり、持ち歩く際に本体をしっかり保護できたり、作業時に最適な角度で本体を立てかけられるスタンドがあったりすると、快適さはグッと向上する。その点も、ThinkPad 8やThinkPad 10は優秀だ。
ThinkPad 8向けには、カメラ部分に指1本で開閉できるフラップ機構を採用し、立てかけるスタンドにもなる専用の「ThinkPad 8 クイックショット・カバー 」が用意されている。これは購入時にぜひ一緒に手に入れたい。キーボードは、「ThinkPad Tablet 2 Bluetooth キーボード (本体スタンド付) - 日本語版」が利用可能で、これと組み合わせれば光学トラックポイントを使った操作とキー入力がスムーズに行える。
ThinkPad 10用には、充電やポートの拡張に対応した「ThinkPad Tablet ドック」や、メカニカルキーボードを搭載した「ThinkPad 10 ウルトラブック キーボード」を提供。ウルトラブックキーボードにはデジタイザーのペンを収納するスロットもある。簡易的なキーボードでよければ、ストロークはないもののカバーと兼用できる「ThinkPad 10 タッチケース」も便利だ。また、カメラ部のカバーのみ簡単に開閉できる「ThinkPad 10 クイックショット・カバー」もある。屋外での活用が多いなら、落下などの衝撃から守れる「ThinkPad 10 プロテクター」の利用も視野に入れるといいだろう。
魅力5:ThinkPad 10には高速通信LTE対応モデルもある
高性能が手軽に持ち歩けるThinkPadタブレットの中でも、PC並みの使い勝手を実現するThinkPad 10には、高速データ通信サービス「LTE」に対応したモデルがある点も注目だ。スマートフォンなどと同じように、外出時でも場所を選ばずデータ通信ができるため、Wi-Fiスポットなどを探したり、スマートフォンでテザリングをしたりせずとも、場所を選ばず瞬時にメールのチェックや資料の送受信などができる。客先などに往訪中でもスマートにインターネットにアクセスできるのは見逃せない魅力だ。
LTEモデルはNTTドコモのXiに対応した「ThinkPad 10 for DOCOMO Xi」と、ソフトバンクモバイルのSoftBank 4G LTE、SoftBank 4Gに対応した「ThinkPad 10 for SoftBank」があり、それぞれドコモかソフトバンクから購入できる(LCPでは残念ながらLTE対応モデルは選択できない)。
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提供:レノボ・ジャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia REVIEW 編集部/掲載内容有効期限:2014年12月17日