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スマホひとつあればサイクリングは完ぺき! オススメしたいサイクリングアプリ5選自転車はガジェットだ!

スポーツバイクでサイクリングする上でペースを確認するのに便利なアプリがいくつかある。サイクリストの筆者が実際に使っているサイクリング向けアプリを5つ紹介しよう。

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 スポーツバイクを購入する上で、さまざまなアイテムが必要だと前回紹介した。その中でも、あったほうがサイクリングを楽しめるアイテムのひとつが「サイクルコンピューター(通称:サイコン)」。時間、速度、走行距離などを計測してくれ、ペース配分やどのぐらい走ったのかを確認できる。

 また、1万円前後のモデルになると、ケイデンスセンサーやハートレート(心拍)センサーに対応したトレーニングにも耐えられるモデルも存在する。しかしながら、それらが本当に必要なのは、草レースなどに出るようになってから。ポタリングや軽いサイクリングメイン、健康増進やダイエットメインで乗る場合にはそこまでは必要ないだろう。いや、実は心拍計はあったほうがいいのだが、ストイックな内容になりかける。

 さてはて、ハナシが少し横にずれてしまった。サイコン、実は今の世の中買う必要はないかもしれない。手に持っているスマホでいいのだ。

 今回は、筆者が実際に使っているオススメアプリを紹介していこう。

Google マップ(無料)

 「え?」と思う人もいるかもしれないが、定番中の定番は押さえておきたい。特にiPhoneユーザーは、iPhone純正マップアプリが自転車にはやや使いにくい(細部が出てこない、店舗が少ないなど)の理由で、入れておくといいだろう。

 ナビ機能こそ、日本では自転車ナビをサポートしていないが、現在位置を見る、目的地を知る、ストリートビューで風景を確認するなどの機能を使うことができる。一時停止して「いまどこかな」とチェックするには最も使いやすい地図とも言えるだろう。鉄板中のテッパンだ。

自転車NAVITIME(無料:有料会員あり月額200円〜)

 総合ナビアプリ「NAVITIME」の自転車版。自転車に特化した性能を持っている。ナビ機能では「推奨ルート」や「距離が短い」といった一般的なものから、「坂道が少ない」(そう、自転車は人力のため多少の坂でも大敵になり得るのだ!)、「大通り優先」などを選べるほか、坂好き(通称:坂バカ)にはたまらない「坂が多い」、または裏道が好きな人向けに「裏通り優先」というルートも選択できる。

 また、月額200円〜の有料会員になると「サイクリングロード優先」ルートの検索や、走行ログの記録もできるようになる。

 また数こそ少ないものの、サイクリングロード特集も用意されており、これも無料で使用可能。サイクリストに有名な「しまなみ海道」や「とびしま街道」、関東で有名な「荒川サイクリングロード」などのガイドを見ることができる。

Runtastic Road Bike(無料)

 サイクリストにとっては超有名なサイコンアプリ。GPSによる現在地や、走行距離、走行ログの記録、最高速度、平均時速、消費カロリーといったデータを計測、保存してくれる。また、Bluetooth Smart対応センサー機器を持っている場合は、心拍数やケイデンスも計測してくれるため、スマホが一気に高級サイコンの役目を果たしてくれる。

 さらに、現在地の天気、気温、風速を表示してくれるのも天気を気にする屋外スポーツのサイクリングには嬉しい機能のひとつだ。また、PRO版(500円)を購入することで、50MBまでのオフライン地図(おおよそ30キロメートル範囲程度)や、スマートウォッチ連携といった付加機能を使うことができるようになる。

 スマホを使って本格的な数万円程度のサイコンと同じような機能を使うことができる、大変お得なアプリと言えよう。

Cycle TT(無料:有料会員あり月額500円〜)

 これはどちらかと言うとTT(タイムトライアル)向けのアプリ。そう、競争向けなのだ。

 しかしながら、横の人とリアルタイムで競争するわけではない。危ないしね。このアプリはルートを作成した後に走行し、走行時間を記録する。近くの人が、そのルートに挑戦するという仕組みなのだ。このアプリの利点は2つある。

 まず、今まで知らなかった走行ルートを知ることができる。また、自分がどの程度のレベルなのかを客観的に知ることができるというもの。スポーツバイクを買ったら、せっかくなのでスポーツとして乗りたいもの。それを支援してくれるアプリと言える。しかしながら、交通マナーは守った上で挑戦したいものだ。

RunKeeper(無料:有料会員あり月額1000円〜)

 これも超有名なスポーツ支援アプリ。実はこれ、サイクリング専用ではない。ウォーキングから、サイクリング、はては(スキーの)滑降もサポートしている非常に幅広いアプリ。

 サポートしているスポーツはなんと13種類のほか、「その他」の設定もある。また屋外で使うGPSモードのほか、屋内でも利用できるストップウォッチモードでは30種類のスポーツをサポートし、なぜか「瞑想」にも対応している。これってスポーツなのだろうか。

 本題に戻すと、サイクリングにもしっかり対応している。走行ログ(軌跡)のほか、距離や時間、カロリーも記録してくれるのだ。また目標を設定しておくことで、モチベーションを保った状態でスポーツに打ち込むことができる。独自のSNS機能もあり、友人がスポーツをした結果を見ることも可能だ。


 筆者が利用しているのは主に上記5つのアプリだ。そのどれもが一応無料で使うことができるため、ぜひ試してほしいと思う。

 それらの中でもオススメなのは「Runtastic Road Bike」だ。有料アプリのPRO版を購入することでオフライン地図をダウンロードすることができるのだが、これが携帯の電波が届きにくい山間部に行ったときに役立つ。また、自転車に特化しているため、天候状況の確認もできるのは嬉しい。

 次点は「Google マップ」だ。これは地図としての基本的な機能がしっかりしているため、積極的に使っていきたいものだが、ナビ機能は自動車や徒歩(または公共交通機関)しか選べないため、使わないほうが無難。

 なお、当然のことながらスマホを手に持って走るのはNG。スマホホルダーを使って安全にサイクリングしよう。

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