「胸の揺れる回数を1コマずつ数えて吸った」 映画「このすば」福島潤が熱く語った舞台あいさつレポ

演技のためだからね、演技のため。

» 2019年09月08日 13時20分 公開
[コンタケねとらぼ]

 9月1日、EJアニメシアター新宿「映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説」の舞台あいさつが行われました。本編上映後に行われたこの舞台あいさつでは、カズマ役の福島潤さんとめぐみん役の高橋李依さん、そしてメインテーマ担当Machicoさんが登壇。取材してきたので、レポートをお送りします。

 なお、本記事には映画本編の内容に関するネタバレがあるためご注意ください。


映画 この素晴らしい世界に祝福を 紅伝説 舞台挨拶 福島潤 高橋李依 映画版キービジュアル

映画 この素晴らしい世界に祝福を 紅伝説 舞台挨拶 福島潤 高橋李依 左からカズマ役の福島潤さん、めぐみん役の高橋李依さん、メインテーマ担当Machicoさん

映画 この素晴らしい世界に祝福を 紅伝説 舞台挨拶 福島潤 高橋李依

 「映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説」は、暁なつめさんのライトノベル「この素晴らしい世界に祝福を!」(このすば)が原作。2016年に1月にテレビアニメ第1期、2017年1月に第2期が放送され、今回の映画版は2期の続きの話となります。紅魔族「めぐみん」の故郷に主人公のカズマたち一行が訪れるというストーリー。

Machicoさんによるメインテーマから

 舞台あいさつでは、最初にMachicoさんが登壇。メインテーマ「1ミリ Symphony」を披露しました。Machicoさんはテレビアニメ1期、2期のオープニングに続いてメインテーマを担当しています。

映画 この素晴らしい世界に祝福を 紅伝説 舞台挨拶 福島潤 高橋李依

 Machicoさんの歌で会場が温まったところで、福島さんと高橋さんが登場。本編の内容に引っ掛けた福島さんによる「ミツルギ役のサトウカズマです」というユーモアあふれる自己紹介から始まり、Machicoさんと3人で、「このすば」と、今回の映画版に対する思いを語りました。

映画 この素晴らしい世界に祝福を 紅伝説 舞台挨拶 福島潤 高橋李依

 まずはMachicoさんが披露した、今回のメインテーマについて。2人は会場のドアの隙間からわずかに聞こえる歌声を聞いていたそうですが、生で聞いたのは今回が初めてだったそうです。福島さんはMachicoさんの歌声を聞くと、2期のラストを思い出すのか「走り出したくなる。任せたぞー! って」とこのすばとともに歩んできた道を思い出すように語っていました。

映画の感想へ

 続いて映画の感想へ、Machicoさんは今回の映画を見て、ラストのめぐみんとゆんゆんの掛け合いで少し涙ぐんでしまったそうです。テレビアニメ版ではシリアスはほぼありませんでしたが、今回はちょっといいシーンがありギャップにやられてしまったようです。「私はこの冒険のために歌ってきたんだ」と感動を覚えたとのこと。第1期からメインテーマを担当し続けてきた積み重ねを感じるコメントです。

 また、中盤でも「どこだか忘れちゃったけど」グッときたシーンがあったそうなのですが、2人は「中盤であった!?」と若干困惑。高橋さんが「カズマがおっぱいにうずまったところじゃない? 絵面すごいけど」と思い付いたシーンをあげると、福島さんが「あそこ泣けるよね! 泣ける泣ける!」となぜか同意。本当に? 本当にそこー?

 この流れで、感動したシーンの話へ。福島さんはめぐみんの「みなぎるフォー!」をあげ、このせりふで1期の初登場時からめぐみんが1つの壁を突破したように感じたそうです。これについて高橋さんは、2期でダンジョンに連れて行ってもらえなかったり見守るポジションが多くしょぼくれていたこともあり、今回吹っ切れたのかもしれないとめぐみんの気持ちを語りました。

 高橋さんは、ゆんゆん(CV.豊崎愛生さん)が新たな一面を見せてくれたことをあげました。作中では今まで恥ずかしがっていた紅魔族の名乗りを披露したシーンでは、アフレコ現場で豊崎さんの声がビリビリと伝わってきたと当時の状況を振り返っています。

映画 この素晴らしい世界に祝福を 紅伝説 舞台挨拶 福島潤 高橋李依

Machicoさんの質問コーナー

 続いて、Machicoさんから2人への質問コーナー。アフレコ現場でアドリブが多いといううわさについて、真相を聞きたいとのこと。みんなの視線が福島さんへ集まりましたが、今回はテレビシリーズほどには多くなかったということ。ちなみにアドリブついて、テスト時に言ったものを本番では他の人の声と重ならないように1人だけで収録するため、大変シュールな光景となるのだとか。

映画 この素晴らしい世界に祝福を 紅伝説 舞台挨拶 福島潤 高橋李依

 次のMachicoさんの質問は、「テレビアニメ版に比べてお色気シーンが多かったけどどんな気持ちでしたか」。高橋さんは「今回カズマがよく脱いでた」と思い返しますが、福島さんは「俺のお色気じゃないだろ!?」思わぬ方向に進もうとしている話を軌道修正しますが、「脱げば良いのか」とこの日の衣装のカズマのジャージーの上着を脱ぎ始めました。やっぱりカズマのお色気シーンじゃないですか!

映画 この素晴らしい世界に祝福を 紅伝説 舞台挨拶 福島潤 高橋李依

映画 この素晴らしい世界に祝福を 紅伝説 舞台挨拶 福島潤 高橋李依

 また、今回全体的に女性陣の胸部が“ゆるんゆるん”に動いていた件について、福島さんは「(カズマが捕まって挟まれるシーンで)シルビアの胸が動く回数を1コマずつ確認して演技に当てはめ、取りあえず息を吸ってみた」となんかすごいことを言い出しました。確かに吸ってましたね……盛大に……。ただしこれは、全部せりふを詰め込みながら吸う演技を入れるためで、吸えば吸うほどせりふを入れる尺がなくなっていく高等技術だったそうです。そしてこのシーンも、みんなが後ろで見ている中1人で録音したとのこと。シュール。

 高橋さんはカズマと2人きりになるシーンなどについて、抱いている気持ちはせりふにはっきり出てくるまでは出さないようにしているそうです。しかし、積み重ねる中で、見ている人が少しずつ感じ取ってくれるといいな……としながらも、最後の「ばーか!」はすごく気持ちよかったとのこと。

 Machicoさんからの最後の質問は、「自分が演じた以外で好きなキャラ」。最初に福島さんがMachicoさんに振ると、「申し訳ないながら、以前からいろいろなところで回答している通りダクネスが……」との回答。他のキャラもいろいろおかしいところを抱えている中、ダクネスは空気から何か感じる一番やばいキャラで、最初のクールな印象からのギャップにやられそうです。

 高橋さんは、新登場の「ぶっころりー」(靴屋のせがれ)の目の下の隈が好きとの回答。出来上がった映像で隈がすごい強調されており「すてきだな」と感じたのだとか。

 福島さんはバニルが好きで、実は原作を読みながらバニルの演技も練習していたそうです。1期のときにすでにカズマ役は決まっていたものの、好きなのでバニル役もやらせてもらえないかと思い練習していたとのこと。残念ながらその希望はかないませんでしたが、バニル役の西田雅一さんを「ピッタリの人」と称賛していました。

 こうして、約30分の舞台あいさつは終わりの時間を迎えました。映画初主演となった福島さんと、今回のメインキャラとなった高橋さんの熱い思いを感じる時間でした。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. /nl/articles/2412/18/news145.jpg “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
  3. /nl/articles/2412/16/news079.jpg “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  4. /nl/articles/2412/17/news060.jpg 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  5. /nl/articles/2412/17/news197.jpg 「巨大なマジンガーZがお出迎え」 “5階建て15億円”のニコラスケイジの新居 “31歳年下の日本人妻”が世界初公開
  6. /nl/articles/2412/17/news078.jpg 鮮魚コーナーで半額だった「ウチワエビ」を水槽に入れてみた結果 → 想像を超える光景に反響「見たことない!」「すげえ」
  7. /nl/articles/2412/18/news059.jpg 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開【大谷翔平激動の2024年 「妻の登場」話題呼ぶ】
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2411/25/news189.jpg 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  10. /nl/articles/2412/18/news056.jpg 日本人ならなぜか読めちゃう“四角形”に脳がバグりそう…… 「なんで読めるん?」と1000万表示
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」