通常5万円の商品がたった5000円? Amazon.co.jpの「ブラックフライデー」、一部セール商品に「二重表示ではないか」との指摘 Amazonに対応聞いた

Amazon.co.jpによれば「すでに対応済みです」とのことですが……。

» 2019年11月22日 20時56分 公開
[ねとらぼ]

 Amazon.co.jpで11月22日からスタートしたセールイベント「ブラックフライデーセール」ですが、一部のセール対象商品について、Twitterで「通常価格を引き上げて値引き感を演出しているのではないか」といった指摘が寄せられています。Amazon.co.jpに問い合わせたところ「すでに対応済みです」との回答があり、当該商品は現在は削除されています。


ブラックフライデー 編集部側で確認した商品の1つ(現在は削除済み/加工は編集部によるもの)

ブラックフライデー 82%OFFと大幅な値引きをうたっていましたが……

 問題となっていたのは、ワイヤレスイヤフォンをはじめとする複数の商品。例えばある商品の場合、通常価格3万9999円のところ、セール特価だと3万6600円引き(92%OFF)の3399円で販売されていましたが、調べてみると同じ商品が過去、数千円〜1万円ほどで販売されていた形跡が。もしもセールに合わせて「通常価格」を釣り上げ、大幅値引きを装っていたのであれば、これは景品表示法が禁止している「二重価格表示」にあたる可能性があります。他にも調べてみると、中には通常5万2999円の商品が、4万8000円引き(91%OFF)の4999円で販売されていたケースもみられました。






 こうした販売方法について、Amazon.co.jp側は認めているのでしょうか。編集部が問い合わせたところ、次のような回答がありました。

お問い合わせいただいた件については、すでに対応済みです。
価格については、販売事業者様はご自身で出品商品の価格を設定されており、Amazonは、サイトを常に監視しながら、規約に反している商品を適宜削除しています。
Amazonは、今後とも、お客様により良いお買い物体験を提供できるよう、サービスの向上に努めて参ります。


 Amazon.co.jpによると、表示価格については販売事業者自身が設定しているものの、Amazon側でも規約に反している場合は適宜削除しているとのこと。また、編集部が20時時点で再度確認したところ、問題となっていた商品のほとんどが削除されていました(タイムセール期間が終了した、あるいは在庫分が完売した可能性もあります)。

 Amazon.co.jpでは以前から同様のケースがしばしば指摘されており、2017年には消費者庁から「実際の販売価格が当該価格(参考価格のこと)に比して安いかのように表示していた」と、景品表示違反に基づく措置命令を受けていました(関連記事)。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2505/09/news063.jpg 「腹筋捩じ切れましたwww」 夫が塗った“ピカチュウの絵”が……? 大爆笑の違和感に「うちの子も同じ事してたw」 投稿者に話を聞いた
  2. /nl/articles/2505/08/news053.jpg 「女の子みたいな顔だね」と言われ続けた男の子、20歳になったら→「神がかってる」姿に驚がく 「人体の不思議」「オーラが凄い」
  3. /nl/articles/2505/09/news149.jpg 急性骨髄性白血病で闘病中だったVTuber、死去 「復帰を目指して闘病」 専門学校の講師としても活動
  4. /nl/articles/2505/07/news088.jpg 苔で緑一色だった壁→洗浄機できれいにしたら…… 姿を現した“本当の色”に 「鳥肌たった」「信じられないほど満足」【海外】
  5. /nl/articles/2505/08/news030.jpg セールで6万5000円だった憧れの古代魚を、17年育てたら……“黄金の龍”に化けた鳥肌ものの姿に「生きた化石」「すげえかっこいい」
  6. /nl/articles/2505/09/news124.jpg マクドナルド、次回ハッピーセットに不安の声 人気2作品の同時販売に「アンハッピーセットにならんよう」公式の転売対策も
  7. /nl/articles/2505/08/news075.jpg 「王」を見つけよう【5秒で見つけたらすごい】【漢字間違い探し】
  8. /nl/articles/2505/08/news080.jpg 雑草だらけの庭を整えたら→数週間後…… 姿を現した“まさかの訪問者”に「なんてこと!」「信じられない」【海外】
  9. /nl/articles/2505/08/news024.jpg アザラシの水槽に近づくと……「こんなの笑うわw」 予想もしなかった姿が220万再生と話題「こういうおじさん見たことある」
  10. /nl/articles/2505/04/news067.jpg 「・・・・・・」←駅の愛称です。何駅? “関西人は即答できるが東の人にはわからへんクイズ”が話題 「さっぱり分からん」「10秒でわかった」
先週の総合アクセスTOP10
  1. クリスマスに出会ったギャルとギャル男が21年後…… 誰も予想できない現在に「素直に凄い」「人に歴史あり」と称賛の声
  2. 「もうこのパンツで十分」 ワークマンの“1500円パンツ”が売り切れ続出の大反響 「相当な企業努力」「驚異的」
  3. 「もうシソは買わない」 ペットボトルに種をまいて1年後…… “食べ切れないほど”の大収穫に「今年はこれで育てます!」
  4. 息子が中学生のときに迎えた柴犬、一緒に育って9年後…… 涙が出そうなふたりのビフォーアフターに「最高の相棒」
  5. 「なんとかして」 ワークマンの話題騒然“不審者パーカー”、高額転売に怒りの声…… 「どうにかならないのか」
  6. メガネ模様の子犬→成長したら…… 「やば」「こりゃーたまらん」予想外の姿に大反響「アザラシの子どもって感じ」
  7. 獣医師に「何の動物ですか?」と聞かれた子犬 「これは……クマですね」「もう異次元の可愛さ」と反響集めた2年後の現在は? 飼い主に聞いた
  8. 「大谷翔平が娘の名前を公表」 YouTubeなどで「デマ画像」の投稿相次ぐ 生成AI活用か…… 「ひどい」非難の声も
  9. 小5息子の体操服のゼッケン、進級で…… 「4年5組→5年3組」にする強引な“力ワザ”に「すごい!完璧!」「笑いが止まらない」
  10. 「やば欲しい」 ダイソーに1100円で売っていた“驚がくの商品”が1000万表示 「すっげ」「今度買ってこよー」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 築53年家賃4万円・何てことない団地のドアを開けると…… まさかの空間出現に驚きの声「素敵」「ここまでお洒落に」
  2. 小学生時代「こんなプラモ誰が買うんだよw」→40年後…… “大人になった”を実感するエピソードに「分かる」「特大ブーメランw」
  3. 49歳病没の大宮エリーさん、生前開催の個展で「体調も万全でなかったので不安」 3カ月前には苦しげな姿も「声が出にくい」
  4. 自販機に“1000円”を入れたら……? 出てきた“とんでもないお釣り”にお口あんぐり「こんなん初めて見た」
  5. 自宅の犬小屋に住み着いた野良猫、1年後の姿に「泣いた」と大反響 それからどうなった?現在の様子を聞いた
  6. 100万円の“錦鯉”を自宅の池に入れたら…… 「おかしいでしょ」3日後、まさかの事態に「鯉は難しい…」「信用が大切ですね」
  7. パパに、保育園へ行く娘のヘアアレンジを任せたら…… ママがひっくり返った“仕上がり”が400万表示「重力どこ?」「頑張った感がいい!」
  8. 「成長したらそのうち襲ってくる」と言われたワニ、16年後……→ 280万回再生を突破した驚きの姿に「初めて見た」の声
  9. 人里離れた山にカメラを設置→1週間後…… 「なんで?」映っていた“意外すぎる住人”に「笑った」「実在していたのか!」
  10. 「神パンツきた」 ユニクロ新作“3990円パンツ”が品切れラッシュの大人気 「過去イチかも」「本当にこれは買い」