「算数が苦手な小学生時代、自力で考えた“先生には理解できない解き方”の方が早くて使えた」というお話(1/2 ページ)

速さの公式を覚えることも大事だけど「本質を考えたりすれば導き出せるかも」。

» 2019年12月23日 19時00分 公開
[ねとらぼ]

 「40キロの道のりを2時間半で走ったときの時速は?」「1600メートルを時速30キロで走ったときにかかる時間は?」―― 苦手な小学生が少なくないといわれている、小学校の算数で教わる速さの問題。答えが「速さ」「道のり」「時間」のどれになるかで式の立て方が変わってしまうのがややこしく、「みはじ」「はじき」と呼ばれる図を使った解き方が有名です。

 ですが、「そのやり方では公式の意味がよく分かっていなくても、点数が取れてしまう」という批判的な意見も。つまずいて算数自体が嫌いになってしまう可能性を考えると、教える側としてもちゃんと理解させることを優先すべきか、取りあえず解けるようにした方がいいのか……と悩ましいところではないでしょうか。

 さて、今回ご紹介したいのは「子どものころ算数が苦手で自分なりに考えていったら、“学校の先生には理解できない”独自の解き方を見つけていた」という人のお話。“公式を覚える必要がなく、計算も早く、他の問題にも応用できる”という魔法のような方法だった一方、先生には「何これ」と言われてしまうため、こっそり使っていたのだとか。

3:58ごろから

本記事は下記イベントでの発表「とける話」の書き起こしとなります


苦手な算数、自分で考えているうちに速さの公式を覚える必要がないことに気付いた

 今日は私が小学生だったころの話をします。得意科目は国語、英語、理科。苦手なのがなぜか社会、算数だったんですね。

 算数が苦手だった理由は「計算が遅い」「分からないところが分からない」、そして、「公式が覚えられない」。記憶力があまり良くないんですね。



 例えば、速さの問題。「速さ(m/秒)=道のり(m)÷時間(秒)」などの公式を習いましたが、ちっとも分からない。





 「みはじ」「はじき」といった図、皆さんご存じだと思うんですが、私は知らなかったんですよ。親の方針で塾に行かせてもらえなかったので。





 ですから、分からないときはまず「学校の授業で頑張る」「学校の先生に聞く」。一番多かったのは「本屋さんで高い参考書を立ち読みする」でした。で、最後の手段は「自力で考える」。

 それで小学生だった私は「速度の問題は、比を使えば解ける」ということに気付いたんですね。





 速さとは、1時間あたりとか、1秒あたりとかに進む道のりのことですよね。それなら時速60キロは「時間:道のり=1:60」のように考えられる、これで全部解いちゃえばいいや。

 それから、速さには「m/秒」といった単位が使われますけど、これを見れば計算方法が分かるので、もう公式は覚えなくていいや、単位だけ見ればいいや、と。





       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2503/29/news054.jpg 「全てが完璧」 無印良品の“1990円バッグ”に称賛続出 「やっぱりこれ」「文句なし」「使い勝手抜群」
  2. /nl/articles/2503/27/news056.jpg 福袋に入ってた“定価3万円”の高級魚を大事に育てたら…… 「やりやがったな」涙する結果に「すごい」「ほんと感動」
  3. /nl/articles/2503/29/news094.jpg 普通のクリップを2つつなげるだけで…… あると助かる“便利グッズ”に大変身 「マジで!」「素晴らしいアイデア」【海外】
  4. /nl/articles/2503/29/news091.jpg 「全色買いしてしまった」 ユニクロ“新作2990円ベルト”に称賛続出 「これは買い」「1万円以上に見える」
  5. /nl/articles/2503/29/news015.jpg 捨てるしかないトイレットペーパーの芯をそのまま通すだけで…… 目からウロコの簡単ライフハックに「天才!」「素晴らしいアイデア」【海外】
  6. /nl/articles/2503/25/news065.jpg パパに抱っこされる娘→30年後…… 同じポーズで撮影した“現在の姿”に驚き「私もお父さんが恋しくなった」【海外】
  7. /nl/articles/2503/30/news010.jpg 6年間外につながれひとりで取り残されていたワンコ、あれから半年後…… 別犬のような姿に「嬉しすぎて泣きそう」「只々感動です」
  8. /nl/articles/2503/29/news086.jpg 「これでいいんだよ」 ユニクロ新作“2990円バッグ”に高評価続出 「こんなの待ってた」「多用しそう」
  9. /nl/articles/2503/29/news013.jpg ホテルで使ったタオル、どこに置く? ホテル従業員が「こうしてもらえると助かる」とアドバイス【“ホテル従業員の本音”記事3選】
  10. /nl/articles/2503/29/news004.jpg 20代で貯蓄1000万円、30歳女性ミニマリストの部屋をのぞくと…… “驚きの光景”に「家具数違いすぎて笑った」「憧れます」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「うそでしょ!?」 東京ディズニーランド、“老舗”レストランの閉店を発表 「とうとう来てしまったか」「いやだああああ」と悲しみの声
  2. Koki,、豪邸すぎる“木村家の一室”がウソみたいな広さ! 共演者も間違えてしまうほどの空間にスタジオビックリ「コレ自宅!?」「ちょっと見せて」
  3. 息子の小学校卒業で腕を組んだ34歳母→中学校で反抗期を迎えて…… 6年後の姿に反響 「本当に素敵!」「お母さん、変わってない!?」
  4. プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが550万再生「凄すぎて笑うしかないw」「チーズが、、、」 話題になった作者に話を聞いた
  5. ディズニーランドがオープンした1983年当時、カップルだった2人→37年後…… 目頭が熱くなる現在の姿に感動
  6. ニットで口元が隠れた赤ちゃん、そっと脱がせてみると…… “想像を超える”表情が2300万再生「心に刺さった」「今まで見た中で1番!」【海外赤ちゃん記事3選】
  7. 水族館のイカに“指でハート”をしてみたら… “まさかのお返し”が190万表示「こ、こんなことあるのか」
  8. 「ひどすぎ」 東京ディズニーランドで“約100人のドジャースファン”が一斉に“迷惑行為” 「やめてほしい」と物議
  9. 19万8000円で購入した超高級魚を、4年間育てたら…… ド肝を抜く“大変化”に「どんどん色が」「すごい」
  10. 初めて夫の実家に挨拶した妻、初々しかった表情が9年後…… “そうはならんやろ”な変わりっぷりが1150万再生
先月の総合アクセスTOP10
  1. 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
  2. コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
  3. パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
  4. 和菓子屋で、バイトの子に難題“はさみ菊”を切らせてみたら……「将来有望」と大反響 その後どうなった?現在を聞いた
  5. 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
  6. 「14歳でレコ大受賞」 人気アイドルがセクシー女優に転身した理由明かす 家族、メンバー、ファンの“意外な反応”
  7. 希少性ガンで闘病中だったアイドル、死去 「言葉も発せないほどの痛み」母親が闘病生活を明かす
  8. “きれいな少年”が大人になったら→「なんでそうなったw」姿に驚がく 「イケメンの無駄遣い」「どっちも好きです!笑」
  9. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  10. 芸能界引退した「ショムニ」主演の江角マキコ、58歳の近影にネット衝撃「エグすぎた」 突然顔出しした娘とのやりとりも話題に