「なんかウチ宇宙になりかけてるっぽいんだよね〜」 ギャルがふとしたはずみで宇宙化する漫画が人類には早すぎる

ギャルが日焼けしてるのかと思ったら、宇宙になりかけてた――そんな導入、ある?

» 2019年12月19日 07時30分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]
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 Twitterで公開された漫画「宇宙になった黒ギャル ペコ」が、意味不明で人類には早すぎると評判です。作者は『まんがライフオリジナル』で『ギャル医者あやっぺ』を連載中のギャル好き漫画家、長イキアキヒコ(@sinitoma)さん。なんだかよく分かりませんが、ささいなことがきっかけで「宇宙の意思」的な概念になるギャルを描いています。



アイキャッチ 自由奔放な黒(いにも程がある)ギャルの漫画です

 「なんかウチ宇宙になりかけてるっぽいんだよね〜」――ペコの異様なひとことから、物語は急展開します。ギャル友の「りこち」は「宇宙とか何? やばくね!? マジ意味分かんないんだけど!」と、当然の反応を見せますが、ペコが見せた肌は、確かに日焼けとは違った黒さ。腕には星が生まれており、公転運動すら観測できます。


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 超常現象が起こっていながら、そこまで大事とは感じていないようで、「やべ〜宇宙感じるよ〜ペコから宇宙感じるよ〜」「でしょーキモくない?」と、2人はのんきな会話を続けます。しかし、ペコが部屋に迷い込んだアリに驚いた瞬間、異変が加速。彼女は人としての形を留められなくなり、「宇宙らしき何か」に変わってしまいます。


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 ウチが宇宙になれば、りこちを吸収してしまうかもしれないから、完全な宇宙になる前に殺して――ペコは急速に己の“業”を悟り、悲しい願いを伝えます。そんな友に応えてりこちが発したのは、「うっせーし!! ダチ殺せるわけねーだろ!!」という熱い言葉。友情が届いたおかげか、ペコは元の黒ギャルに戻ることができました。


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 しかしそれもつかの間、トイレに立ったペコは、また宇宙になって戻ってきました。その原因は、前にトイレを使ったりこちが流していなかったから……えっもしかしてペコさん、ちょっとイラつくと宇宙になっちゃうシステム?


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 ペコという“宇宙”の不安定さが明らかになったところで、物語は第2話へ。今度は2人が喫茶店で落ち合うシーンから始まりますが、りこちが遅刻したせいで、ペコが早くも宇宙化し不安を誘います。「我は宇宙……怒りの感情は持たぬ……」と、高位概念らしく余裕を見せていますが、「コーヒーを頼んだが……無に帰した」と、結局は高位概念っぽい言葉でブチ切れている。


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 落ち着きを取り戻したところで、ペコは話を本題へ。りこちに謎の生命体「ヌヌペ」を紹介します。この漫画、さっきから「唐突」しかなくない?


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 ペコはヌヌペをギャルサーの仲間に入れようとしているのですが、りこちは「そいつギャルじゃないぢゃん」と全否定。さらにヌヌペが「人が一番集まるところ」を知りたがっていると聞いて、「人類滅ぼそうとしてね!?」と、疑います。そりゃそうなるわ。


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 不信感を募らせるりこちでしたが、相手が「3人でプリクラ撮ろう」と言っていると知ると、ヌヌペをギャルと認定。そんな簡単でいいの? というツッコミはさておき、3人はゲーセンへ繰り出します。


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 ところが、3人で撮ったプリクラを見て、りこちは恐怖することに、機械の盛り盛り機能が効いたのか、それまで点のような形だったヌヌペの目がパッチリと開き、人類を滅ぼすと言わんばかりに、まがまがしい眼光を放っていたのでした。……あのねペコさん、「ウケんだけど」じゃないんだよ。


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 「謎すぎて草」「『我は怒りの感情は持たぬ』でダメだった」「……なにこれ? ……ホントになんだこれ……?」などと、読者に笑いと困惑をもたらしたこの漫画は、もともと『ジャンプSQ.』に掲載された読み切り作品。今のところ第2話で終わっていますが、作者は「連載してみたいという頭のおかしい編集部がございましたら、ぜひご一報ください!」とアピールしています。



作品提供:長イキアキヒコ(@sinitoma)さん



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