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NASAの人型ロボ「R2」、宇宙で目覚める 「ロボット類にとって大きな飛躍」

NASAの宇宙飛行士ロボ「Robonaut2」が国際宇宙ステーション(ISS)で稼働し始めた。Twitterには「人類にとっては小さな一歩だが、ロボット類にとっては大きな飛躍だ」というメッセージ。

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Robonaut2(画像:NASA)

 米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士ロボ「Robonaut2」(R2)が8月22日に、国際宇宙ステーション(ISS)で稼働し始めた。

 この日R2はメインプロセッサの配線をつなぎ、地上の管制室との接続に成功した。R2は2月にスペースシャトル「ディスカバリー」でISSに運ばれていたが、電源を入れていなかった。9月1日に、動きのテストを行う予定という。

 R2のTwitterアカウント(@AstroRobonaut)には、ISSの様子を伝えるツイートが活発に投稿されている。もっとも、投稿しているのはR2チームのメンバーだ。メインプロセッサの接続ができたときには「人類にとっては小さな一歩だが、ロボット類にとっては大きな飛躍だ」とアポロ11号のアームストロング船長の名言をもじったメッセージを投稿。ほかにも「怖くない?」という質問に「怖くはない。ISSのクルーはとてもやさしくしてくれる」と答えたり、クルーが時々アイスクリームを食べていると記している。

 R2はNASAとGeneral Motorsが共同開発した。人型の上半身を車両に載せたロボットで、宇宙飛行士の支援をするのが目的。半自律型で、地上からの制御が必要だが、自律的に環境に対応することもできる。

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