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アニメ「進撃の巨人」MADがニコ動で削除→復活 レアケースにファン2度びっくり

その裏には、アニメ制作者側のMADに寛容な姿勢があるようです。

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 アニメ「進撃の巨人」のオープニング映像(「紅蓮の弓矢」Ver)を二次利用した人気MADがニコニコ動画で日本レコード協会の申し立てにより削除され、復活するという出来事がありました。同アニメの制作者側がこれまでMADを黙認する姿勢を示していたこともあり、ファンは削除でびっくり、復活で2度びっくりだったようです。

 削除された動画は、オープニングを連続再生する「進撃の巨人OPに中毒になる動画」、名探偵コナンの映像を組み合わせた「進撃のバーロー」、ファーファを巨人に見立てた「進撃の巨熊」など数本。7月18日に削除され、19日ごろまでに復活しました。権利者によって削除された動画が復活する事例はニコ動で過去にもあったようですが、かなりレアケースなのは間違いないでしょう。

 「進撃の巨人」のMADは4月にアニメがスタートした直後からニコニコ動画で大流行し、ランキングをにぎわせてきました。100万回再生を越える動画が続々と登場し、なかでも「進撃の巨人OPに中毒になる動画」は投稿から約3カ月半で580万再生を突破する人気。同アニメの制作者側がこれを真似た“公式MAD”を作ってしまったほどです。

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4月のニコニコ動画ランキングは進撃関連が上位独占

 このように、アニメの素材や音楽を無断で使っているMADを排除せず、作品を盛り上げてくれる存在として理解を示してきた制作者側。オリコンによるインタビューでもポニーキャニオンの担当者は悪質なものでない限り「基本的にMAD動画は削除しないスタンス」と語っていました。今回の削除→復活の経緯について、日本レコード協会では「コメントしない」とのことなので詳細は分かりませんが、権利者側の寛大な意向が働いたのではないでしょうか。

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「進撃の巨人」(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

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