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新素材を使った次世代コンドーム、豪大学が開発 ビル・ゲイツの財団から助成金獲得

従来のラテックスではなく、ハイドロゲルを使います。

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 オーストラリアのウーロンゴン大学の研究者チームが、新たな素材を使った次世代コンドームを開発しています。

 研究チームは「tough hydrogel(タフハイドロゲル)」と呼ばれる新素材で、従来のラテックス製コンドームに代わるものを開発しています。ハイドロゲルはほとんど水で構成された柔らかな物質で、コンタクトレンズなどにも使われています。自己潤滑性や生物分解性を持たせることも可能です。

 強度が高く、簡単に処理できるハイドロゲルを研究チームは開発しており、ハイドロゲルコンドームの製造には従来のコンドームの製造手法を利用可能としています。研究チームは、特にアフリカや東南アジアでの導入に向けて、地元の人たちの意見を意見を聞いたり、製造や流通、規制などについて検討していくとのこと。

 この研究はビル・ゲイツ氏のビル&メリンダ・ゲイツ財団から10万ドルの助成金を獲得しています。同財団では、アイデア公募プロジェクト「Grand Challenges Explorations」のテーマの1つとして、次世代コンドームのアイデアを募集していました。

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