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「イスラム国」拘束で新映像 人質交換の要求通らなければ後藤さんを「24時間以内に殺害」と警告

リシャウィ死刑囚の解放なくば、ヨルダン軍パイロットも殺害するとヨルダン政府にも揺さぶり。

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ISIL ネットに投稿された後藤健二さんとみられる映像

 イスラム過激派組織「イスラム国」(ISIL)に拘束されているジャーナリスト・後藤健二さんとみられる新たな映像が1月27日深夜、ネット上に公開された。映像は1分50秒。

 映像にはヨルダン軍パイロットとみられる写真を両手に掲げたオレンジ色の服を着た後藤さんが映し出されており、後藤さんとみられる男性の声でヨルダン当局が収監しているサジダ・リシャウィ死刑囚の釈放を呼びかけている。

 「私の妻と日本国民と日本政府に告ぐ」と始まる声明では、これが最後のメッセージになると時間がないことを警告しつつ、リシャウィ死刑囚の引き渡しを即時行うことを要求。パイロットの処刑をちらつかせヨルダン政府にも圧力をかけている。メッセージでは「私には24時間しか生きる時間がない」とも訴えている。

 ISILは1月20日にも後藤さんとともに湯川遥菜さんの映像を公開し、72時間以内に2億ドルの身代金を用意するよう要求。24日に湯川さんを殺害したと宣言し、リシャウィ死刑囚との人質交換を要求していた。

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