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7年ぶり 「非常に強い」台風1号予想

台風は1号としては7年ぶりに「非常に強い」勢力に発達すると予想されています。

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台風1号進路予想 7月5日15時

 台風は1号としては7年ぶりに「非常に強い」勢力に発達予想。7日頃に沖縄の南へ。台風から遠い関東から九州も暖かく湿った空気が入り、週末は大気の状態が非常に不安定に。

2016年台風1号のポイント

 統計開始以来、2番目に遅く発生した、今年の台風1号。珍しいのは、記録的に遅い発生だけではありません。台風1号としては2009年1号以来、7年ぶりに「非常に強い」勢力に発達する予想です。

【豆知識】

 台風の強さは、最大風速をもとにして「猛烈な」「非常に強い」「強い」というように、階級が分けられています。「非常に強い」台風は、2番目に強いレベルです。

 台風が発達する原因は、海水温が高いから。台風は、暖かい海からエネルギーを補給して発達しますが、今回は沖縄付近の海水温が高いので、台風にエネルギーが沢山補給される可能性があるのです。これまで台風の発生が遅かったのですが、遅れてやってきた台風1号に対しては、しっかりした対策が必要です。

大荒れ・大しけ・大雨の恐れ

 台風の近づく沖縄や奄美では、7日〜9日は、大荒れの天気となるでしょう。海は大しけで、大雨になる所もありそうです。早めの台風対策が必要です。台風が接近する前に、行うべき対策が、こちらです。

【強い風に備えて】

 ベランダや庭など屋外に置かれた、飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり留めて固定するか、室内にしまいましょう。物置や犬小屋などもしっかり固定されているか確認しましょう。商店などでは看板が飛ばされたり自動販売機が倒れたりしないか点検しましょう。

【大雨に備えて】

 雨どいや排水溝、側溝に土砂や落葉、ゴミが詰まっていないか確認し、掃除をして水はけをよくしておきましょう。大雨で浸水することがあるため、家財道具や家電製品などは、高い場所や二階以上へ移動させましょう。押し入れの下の段のものは上の段に移しておくと、被害を小さくできます。

【最新の気象情報・台風情報を確認】

 テレビ、ラジオ、インターネット、携帯電話(スマートフォン)などで、最新の気象情報、台風情報、交通情報をこまめに確認しましょう。自治体から出される避難指示や避難勧告を聞き逃さないで下さい。

【避難場所や避難経路を確認】

 避難場所はもちろん、そこへ到着するまでの安全な避難経路も確認しておきましょう。川は増水する危険性があるため、なるべく川沿いの道を避けた経路を探しましょう。浸水した場合、避難経路が限定されるため、複数の避難経路を確認しておきましょう。

【非常用持ち出し品の点検】

 強風で電柱が倒れたり、電線が切れて(夜間に)停電になることもあるため、懐中電灯を用意し、既に用意している場合は、ちゃんと点灯するか確認しておきましょう。断水になった場合に備えて、飲み水や生活用水の確保、備えをしておきましょう。

 外の備えは、台風が来てからでは遅すぎます。荒れた天気になる前に、済ませることを心がけて下さい。

関東から九州も 大気の状態が非常に不安定

 週末は、暖かく湿った空気が流れ込むため、関東から九州も大気の状態が「非常に不安定」になる恐れがあります。8日以降は、局地的に雨雲やカミナリ雲が発達するでしょう。「台風から遠く離れているから」と油断しないで、週末は天気の急な変化に、十分ご注意下さい。

 なお、台風の進路予想などは、最新の情報を、ご確認下さい。

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