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「廃墟の保存」を目指すちょっと不思議な試み 摩耶観光ホテルの文化財登録に向けたクラウドファンディング

出資者には建物内部に入って、撮影できるチャンスも。

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 1993年に営業終了し、現在は廃墟となっている摩耶観光ホテル(兵庫県)の保存に向けたクラウドファンディングが「Readyfor」で行われています



 摩耶観光ホテルは1929年、摩耶山の中腹に位置する施設にオープン。1993年の閉業後、取り壊しは行われず、ダンスホールや浴室、食堂などの設備を残したまま放置されました。現在は美しい廃墟として国内外で知られており、長崎県の軍艦島と比較して「軍艦ホテル」「廃墟の女王」と称されることも(軍艦島は「廃墟の王様」と呼ばれている)。しかし、その人気の高さから不法侵入などのトラブルが起こっており、地域住民の不安を解消するために「所有者も解体を検討せざるを得ない状況」になっているといいます。

 今回のプロジェクトは、摩耶観光ホテルを近代化遺産として文化財登録し、保存することを目指したもの。今後は登録申請に必要な調査、建物の劣化を防ぐための整備などを行い、観光地として活用する方針だとしています。「廃墟の保存」という変わった試みですが、実現すれば、地域住民の不安を解消しつつ、世界的にファンがいる同ホテルを後世に残すことができるのだそうです。

 資金調達の目標は500万円。出資は3000円から受け付けており、摩耶観光ホテルに関連したグッズ、建物内部に入れる見学会の参加権といったリターンが用意されています。


「摩耶観光ホテル」の文化財登録、保存プロジェクト「摩耶観光ホテル」の文化財登録、保存プロジェクト 摩耶観光ホテルに入ったり、撮影したりできるリターンも(Webサイトより)

マッハ・キショ松

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