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こんにちは、ねとらぼ編集部です。ラベルでの挨拶で失礼します。ところでこの機械、みなさんも一度は見かけたことがあるのではないでしょうか。

そう、この機械はキングジムから発売されているラベルライター「テプラ」。打ち込んだ文字をラベルシールにしてくれる、事務作業やファイリングなどに大活躍のあのラベル作成機です。
1988年に国内初の「漢字変換が可能なコンパクトなラベル作成機」として開発され、現在も日本語ラベルライターの国内シェア1位(※キングジム調べ)なのだとか。筆者の親の事務所にもあったな〜。
PCでデザイン、オリジナル画像もOK! テプラの進化がすごい
使用シーンに合わせてさまざまな機種が発売されている「テプラ」。お手頃価格の感熱式で手軽にラベルが作れる「テプラ」Liteシリーズと、テープの種類も機能充実している「テプラ」PROシリーズの2つに大きく分けられます。「テプラ」PROシリーズの一部はPCとの連携も可能です。

「テプラ」本体のキーボードでも文字打ちはできるし、そんなにすごいこと? と思ったそこのあなた! 「テプラ」をさらに圧倒的便利にする鍵は、キングジムが無料配布している、PCで「テプラ」のラベルが作れるソフト「テプラクリエイター(SPC10)」にあります。

備品管理用・ケーブル貼り付け用など、需要に合わせたテンプレートがたくさん用意されているのはもちろん、先にExcelで作成したデータベースを流し込んで同じレイアウトで一度に出力できる「流し込み印刷」機能も便利! 小学生の頃、大人のお手伝いで手打ち入力を頑張っていたのが懐かしくなるくらい進化しています。

キングジムのサイト上では、「テプラクリエイター」に追加できるジャンル別の追加テンプレートも配布中。昨今の需要に素早く対応し、感染症対策をうながすデザイン、シェアオフィスの利用方法を示すデザイン、インバウンドのお客さま向けのデザインなどがあり、すべて無料でダウンロードできます。
さらに自分で用意したイラストや画像、PCでインストールしたフォントも、「テプラクリエイター」の画面上で打ち込めば印刷できるのもうれしいポイント! イラストや画像と組み合わせればオリジナリティあふれるラベルが作れそうです。

センスあるラベルを自分で作るなんて無理だ……という人でも、ギフト用テンプレートやイラストレーターさんとのコラボテンプレートを使えば簡単に楽しいラベルづくりができちゃいます。


こんな使い方もできちゃう! 「#おねがいテプラ」
ラベルの内容次第で、備品管理だけじゃなくいろんなことに使えそうな「テプラ」。実は、キングジムが「テプラ」を使った意外な活用アイデアを紹介する動画を公開しています。

その名も「#おねがいテプラ」。社内のコミュニケーションをスムーズにしたり、ちょっとした気づきを与えたりして、仕事をより円滑に進めるために「テプラ」を活用するというものです。いったいどのように「テプラ」を使うのでしょうか?
画面投影がうまくできないと緊張。「テプラ」があれば……?
たとえば、「若手の緊張をほぐしてあげたい」というお悩みに「テプラ」でアプローチしていきます。偉い人がいる会議でのプレセン、若手社員なら緊張しちゃいますよね。特に会長が同席しているとなれば一大事です。
そんなときには、笑顔の会長の写真を「テプラ」で印刷してみましょう。

会議室の大画面とPCを繋ぐコードに「画面投影ができなくても、焦らなくて大丈夫!」とペタリ。会議での画面投影がなかなかうまくいかず沈黙が流れるあの瞬間って、ちょっと心が折れそうになるものですが、このラベルが目に入れば……?

ちょっとなごみます。緊張していた若手社員さんの顔もほころび、奥の方にいらっしゃる会長もどこか満足げです。
子どもが登園したがらない! 「テプラ」があれば……?
お次は「子どもたちがすんなり登園してくれません」という保育士さんからの悩み。「テプラ」でどのように解決するのでしょうか。
幼稚園や学校でもよく使われる「テプラ」には、お花や果物、動物などの絵文字もたくさん収録されています。絵文字を1つだけ大きく印刷すればステッカーのような使い方もできます。

室内の床に、絵文字を印刷したラベルをペタペタと貼っていきます。貼ってあるのは「りんご」「ごりら」……?

しりとりになってる! 気づいた子どもたちは、次のラベルを思わず目で追って自分からすいすいと進み始めました。絵文字をたどってみんな笑顔で登園成功、よかった!

「#おねがいテプラ」特設サイトでは、他にも「仕事で肩がこる」「会議の会話をもっと弾ませたい」といったお悩みに「テプラ」で挑むアイデアが紹介されています。備品管理やラベリングというイメージが強い「テプラ」ですが、ひらめき次第でいろいろな使い方ができるんですね。

いいじゃん! ねとらぼでも、「#おねがいテプラ」やってみたら楽しそう!
ということで、「テプラ」PROを使って、オフィスをもっと快適にできる4つのアイデアをねとらぼ編集部で考えてみました。
予約したWeb会議ブースを他の人が使ってる!

オフィスにあるWeb会議ブース。「時間になっても前の人が使っていて空かない」という場面を経験した人も多いのではないでしょうか。
予約はこっちが間違いなくしているのですが、防音ブースの中にいる人に声をかけるハードルは少し高いものです。中にいるのが知っている人ならまだ声をかけやすいですが、シェアオフィスなどで相手が全く知らない人だとなおさら……。

そこで、防音ブースのドアに「時間が来たらご遠慮なくコンコンどうぞ!」というラベルを貼っておきました。この一言があるだけで、格段にアクションしやすくなります。

そして、ブースの中にも「コンコンは交代の合図です!」とラベルを貼っておけば、利用者もノックの音で時間が過ぎていることがすぐ分かります。時間を超過して利用しているとはいえ、いきなり知らない人にコンコンされたらびっくりしてしまうかもしれませんが、こう書いてあればよりスムーズに交代できますね。

ふう、無事に気づいてもらえました。「今度から時間確認してね」と脳に直接「テプラ」でラベルを貼ってあげたい気持ちを抑えつつ、お互いが気持ちよくやりとりすることができました。言葉をかける前に「テプラ」でワンクッション置くことで、よりコミュニケーションも円滑になりますね。いや〜、よかったよかった。
来客の方と会話を弾ませたい!

社会人になると会議やプレゼンってこんなにも多いのかと驚きます。社内だけではなく、もちろん初対面のクライアントにもこちらの意図を汲み取ってもらう必要があります。
そんなときに大事なのは、いかにロジックを組み立てて意図を伝えるかのテクニックではなく、お互いが話をしやすくする雰囲気づくりだと思うんです。いわゆるアイスブレイクですね。幸いにもねとらぼのオフィス、会議室から見える景色はとてもきれいです。

そこで「これを話題のタネにしない手はない!」と「テプラ」を活用してみました。

「ここは13階! ここから都庁が見えます」というラベルを貼ってみました。会議室の会議といえば緊張してしまいがちですが、窓際にこんなラベルが貼ってあると、地方の展望台や水族館のような親しみやすい雰囲気が出てきます。

ちょうど都庁が見える位置にラベルを貼っておくと、緊張で都庁の位置を忘れてしまったときにも安心ですよ。
(※)紫外線でラベルの粘着剤が固着することがあるので、窓ガラスへの貼りっぱなしは注意しましょう

「都庁の形ってコンセントプラグみたいですよね」という会話にクライアント大爆笑! いや〜、「テプラ」に窮地を救われました。“なんでここに「テプラ」のラベルが貼ってあるんですか?”とさらなる話題のきっかけにもなることでしょう。
トイレの個室で、使い終わったペーパーを替えてくれない人がいて困る!



トイレの個室に入ったとき、前の人が使い終わったトイレットペーパーを取り替えていない場面に遭遇したことがある人、いますよね。
「いや、別にいいんだけどなんか次の人への思いやりというか……」とちょっとだけ悲しい気持ちになります。

「使い終わったトイレットペーパーは交換してください」とラベルを貼っておいたのに、どうやら私の思いは届かなかったようです。「テプラクリエイター」のテンプレートを使って、ちょっとステキなラベルにしたのに……。
めんどくさいなという気持ちも充分わかります。ただ「交換してください」と押し付けるだけでは行動を変えてくれる人は増えないものです。そこで、ペーパーを交換すると替えてくれた人が喜ぶような仕掛けがあるといいのではとひらめきました。

ペーパーを取り替えようと、カバーを上げると……?


「ありがとう」という文字が書いてあるのはどうでしょう。替えた人しか気づきませんし、ちょっとだけうれしい気持ちになるはずです。
しかし別の編集部員から「ちょっと怖いかも」とツッコミが入ってしまいました。確かにまあ、白地に赤い文字で「ありがとう」だけだと不気味かもしれませんね。別のアイデアも考えてみました。

ペーパーを取り替えようとしたら、ペーパーホルダーに何かが……?

えっ!?


「Thank You」って書いてある。これは見つけたらうれしいね! ホルダーの両端に貼ることでよりお祝い感も増しました。というかこんなかわいいテープあるんだ。
「テプラ」はカートリッジごとにテープ色と文字色が固定されていて、白や黄色の基本的なテープ以外にもさまざまな色柄のテープカートリッジが販売されています。こちらは水色のギンガムチェック柄のテープ×グレーのインクのテープカートリッジを使用しました。

これを見た人がどう思うかは不明ですが、ともかく感謝の気持ちは伝わるはずです。「次もペーパーを替えてみるか」と思ってくれるはず(私なら絶対替えます)。

白地に黒インクのテープカートリッジしかなくても「テプラクリエイター」に入っているテンプレートを使えば、雰囲気のあるラベルを簡単に作ることができます。ギフト用ラベルのデザインにはお花が添えられたものが多いので、こういった使い方にもマッチします。

「うがいてあらい」の文字とイラストは幼稚園用のデザインとして収録されていたものですが、大人にも大事なことですからね。「風邪・インフルエンザ流行中」という文字を追加で打ち込んで組み合わせてみました。
個室ブースで作業していると、孤独……!
会社の集中席スペースで作業をしていると、はかどりこそすれ、そこはかとない孤独を感じることがあります。「誰かから励ましの言葉がほしい……」、そう思う29歳の冬です。
そういうときに「テプラ」のラベルで励ましの言葉をかけてあげると、孤独感が解消されて仕事のパフォーマンスもアップ、心もあたたかくなりまた別の誰かにやさしくしようという気持ちも湧いてくるのではないでしょうか? そう思っていたら、別の編集部員が応援のラベルを貼ってくれたようです。

おっ、なんか貼ってある。

「ちょっと深呼吸して、リラックスしていこう!」とあたたかいメッセージが貼られていました。これはなんかうれしいかも……。

またなんか貼ってあるし増えてる。どれどれ……?

うれしいけど、ちょっと投げやりになってきたんじゃないか? 「いい感じじゃん!その調子で!」ってダイエットアプリにしか言われたことないよ。
でも数が増えるとうれしいですね。もう少しメッセージが増えると仕事がんばれるかも……。

多すぎる!!!!!!!!!!! 動画サイトの弾幕か!!???????????

でも、「KEEP GOING!」という言葉に強く感銘を受けました。とにかく前に進むしかないですからね。「テプラ」もどんどん進化していくし。励ましの気持ちはあたたかく受け取りました。ただ、貼りすぎると怖くなってしまうのでほどほどにしましょう。
困ったときは「テプラ」におねがい!
ということで、ねとらぼ的「#おねがいテプラ」アイデアを試してみました。「テプラ」はただ目印や注意喚起になるだけではなく、誰かとのコミュニケーションのきっかけになったり気持ちを明るくしたりと、さまざまな活用ができることがわかりました。
テンプレートやテープカートリッジも種類がたくさんあり、アイデア次第で活用法は自由自在。シンプルなお知らせや注意喚起も「テプラ」で工夫すればもっと効果を上げられたり、ギフトや景品をステキにラッピングするのにも「テプラ」が使えそうです。どんな風に活用しようか考えるのも楽しくなります。
毎日の暮らしでちょっとだけ困っていることを思い出してみてください。それ、「テプラ」で解決できるかも?

以上、ねとらぼ編集部がお届けしました! それではいい「テプラ」ライフを!
