8月25日の朝日新聞と読売新聞の朝刊に掲載される予定の、1枚の大きなイラスト広告。実は2紙で別々のイラストが掲載されており、“つなげると1枚の絵になる”という仕掛けになっているんです。一体どういうこと……？
1970年の「大阪万博」
朝日新聞に掲載されるのは1970年の「大阪万博」を訪れる家族のイラスト。レトロなタッチのイラストから昭和の雰囲気を感じます。スイス館やみどり館など、当時の世間で話題になった建物が描かれているのも印象的です。
55年前は電気によってさまざまなものが便利になった時代。会場には当時「夢のエネルギー」とされていた原子力発電の電気が供給されていました。訪れる人たちが新たな時代の到来を感じていたというワクワク感がイラストからも伝わってきますね。
2025年の「大阪・関西万博」
一方、読売新聞に掲載されるのは2025年の現在、まさに開催中の「大阪・関西万博」のイラスト。現代的なタッチの繊細で柔らかいイラストで、大屋根リングや電力館など、今年話題になった建築物と笑顔を見せる家族の姿が描かれています。あれ、この家族ってもしかして……？
2枚のイラストをつなげると「時をかける家族」の姿が！
なんと、2枚のイラストを並べてみると同じ家族がタイムスリップしているようなイラストに！ よく見ると空の雲や流れ星もぴったりと重なる描き方になっています。
55年の時が流れても“未来への希望”は変わらない、という思いがこめられた2枚の作品。イラストをつなげることで2つの時代に共通する“希望”が感じ取れる仕掛けになっていて、1枚の絵として見るよりもさらに心に響くものがあります……！
広告を掲出するのは、55年前と現在、どちらの万博でも電力による挑戦を続けてきた関西電力。1970年には当時の最新技術だった「原子力発電」の電気を、福井県の美浜発電所から大阪万博会場に供給したことで注目されました。2025年の大阪・関西万博会期中は、発電時にCO₂を排出しないエネルギー源である水素を活用した「水素発電」の実証に取り組んでいて、兵庫県の姫路第二発電所から大阪・関西万博の会場へ、水素発電による電力が実際に供給されています。
このイラスト広告は、JR大阪駅の中央口でも8月31日まで掲出されるとのこと。半世紀以上続く「エネルギーで未来を支える」という関西電力の思いを感じられる広告、ぜひ2つのイラストを合わせて見てみてください！