みなさんはフードデリバリーのサービスって使ってますか? 食事の準備をするのも外出して食べに行くのも難しいとき、自宅や職場にお店の料理を運んでもらえるのはとても便利。一方で、多くのお店では店頭価格よりも商品単価が高く設定されていて、何度も利用するには価格がちょっと割高なところも気になりますよね。
そんな中、今回紹介する「Wolt」というデリバリーサービスは、9月2日から東京都内の一部エリア(港区・新宿区・渋谷区)で「デリバリーなのに店頭価格」(※)で購入できる取り組みをスタート! そんなWoltを実際にねとらぼ編集部で利用してみました。
(※)別途サービス料や配達料が加算されます。「店頭価格」とは、原則として実店舗で販売されている商品価格(レストランの場合はイートイン価格またはテイクアウト価格)を指します。アプリ内「店頭価格」表記の店舗が対象です。また、対象店舗であっても特売品等、一部商品が対象外の場合があります。
Woltの「デリバリーなのに店頭価格」
~ある日のねとらぼ編集部~
フフフ、どうやら「Wolt」のことを知らないようですね……。
なんとこのサービス、「デリバリーなのに店頭価格」で食事が注文できちゃうんですよ。
デリバリーでも店頭でも、商品単体の価格を同じに
実はそれって日本だけの慣習なんですよ。Woltはフィンランド発祥のサービスなんですが、海外ではデリバリーでも店頭でも商品単体の価格は同じという方が一般的なんです。
Woltは日本全国でサービスを展開してますが、北海道や東北エリアで特に普及率が高いらしいです。でも、9月2日から東京都内(港区・新宿区・渋谷区)で「デリバリーなのに店頭価格」が始まったので、この辺りでもWoltが今後もっと注目されそうなんです!
いえ、配達料は1km未満なら49円からですし、サービス料も「商品価格の12%」かつ「最大360円」までとなってます。サービス料は商品価格に応じて計算されるので、商品価格が下がればサービス料も下がります。
ということで早速Woltで「韓国家庭料理元祖ソナム 恵比寿店」の料理を注文してみました。「デリバリーなのに店頭価格」はアプリ内で「店頭価格」の表記があるお店が対象です。
アプリからメニューを選んで注文すると、到着までの目安時間や配達員さんの現在地などが表示される点は多くのデリバリーサービスと同様。対象の店舗で「配達料無料」「サービス料30%オフ」などの特典が受けられる「Wolt+」というサブスクリプションも用意されています(月額498円、年額3998円)。
しばらくするとWoltパートナーさんが到着!
さらにWoltでは、注文ごとにWoltポイントが貯まる「Wolt Rewards(ウォルト・リワーズ)」という仕組みもあって、貯まったポイントは次の注文で割引として使えますからね。また次回も注文しましょう!
注文数が4倍に!? オーダーが増えれば、お店もハッピーに
いえ、“物価高だからこそ”というのがWoltが「デリバリーなのに店頭価格」を実施している理由なんです。
物価高で苦しむ家計の負担を減らして気軽にデリバリーを利用してもらいたい、というのが「デリバリーなのに店頭価格」が始まった理由なんです。小さな子どもがいたり体が悪かったりで買い物や外食に行けない場合もたくさんあります。価格を抑えることで便利なデリバリーを必要な人に利用してほしいという考えがあるそうですよ。
ところがそうでもないらしいんです。先行して始まった北海道や広島では、「デリバリーなのに店頭価格」に参加したことで注文数が4倍以上になった店舗など、むしろ売上が上がったという声が多かったらしいんですよ!
「デリバリーなのに店頭価格」(※)をスタートさせたWolt。安くてうれしいのはもちろんですが、その背景には必要な人にサービスを届けたいという「消費者への思い」がありました。対象地域や参加店舗の拡大など、今後の展開にぜひ注目してみてください!
(※)別途サービス料や配達料が加算されます。「店頭価格」とは、原則として実店舗で販売されている商品価格(レストランの場合はイートイン価格またはテイクアウト価格)を指します。アプリ内「店頭価格」表記の店舗が対象です。また、対象店舗であっても特売品等、一部商品が対象外の場合があります。