コストパフォーマンスの高いスマートウォッチを探すうえで、Zepp Health Corporationが展開する「Amazfit(アマズフィット)」は、候補に上げやすいブランドのひとつ。5月には、エントリー向けの「Amazfit Bip」シリーズにおける最新モデル「Amazfit Bip Max(アマズフィット ビップ マックス)」が発売されており、今季の安いスマートウォッチとしては、ぜひ注目しておきたい一台です。
同ウォッチは1万8980円(税込)という価格帯でありつつ、従来のエントリーモデルよりも使い勝手を向上させているのが魅力。本稿では、3つのポイントを追いながら、そんな同機の概要・特徴を紹介します。
ポイント1:コスパ重視のエントリーモデルにおける上位機種
まず、同モデルの位置付けを把握しておきましょう。Amazfitでは、以下のように、スマートウォッチのブランドが用途別に複数展開されています。なかでもBipシリーズは最廉価のシリーズで、タウンユース向けのコストパフォーマンス重視なモデルが並んでいる印象です。
・T-Rexシリーズ:アウトドア向けハイエンドモデル
・Balanceシリーズ:ウェルネス向けハイエンドモデル
・Cheetahシリーズ:ランニング向けモデル
・Activeシリーズ:アクティブな人向けスタンダードモデル
・Bipシリーズ:コスパ重視のエントリーモデル
そんなBipシリーズにおける現行のラインアップは以下の2機種(記事執筆時点)。どちらも1万円台ですが、Bip Maxの方が新しく、価格差は4000円強あります。
・Amazfit Bip 6:2025年4月発売、1万4800円
・Amazfit Bip Max:2026年5月発売、1万8980円
ポイント2:Bip Maxは高輝度画面を備え、バッテリー持ちも長い
続いて、Amazfit Bip Maxの仕様に注目してみましょう。Amazfit Bip Maxは、2.07インチのスクエア型ディスプレイを搭載したスマートウォッチ。製品名に「Max」を冠してはいますが、下位モデルのBip 6の画面が1.97インチであることを踏まえると、対角線のサイズが0.1インチ(≒2.54mm)違うだけです。
バンドを除いたケース部の重さは約34.3gと軽めです。昨今のスマートウォッチとしては特に重量級の選択肢ではありません。ちなみに、重さに関しても下位のBip 6の27.9gと比べて差は小さく、多くの人は重さにデメリットを感じずに使えるはずです。
一方、画面自体の仕様は、最大輝度が3000ニトあるのがポイント。Bip 6の2000ニトよりもさらに数値が上がっており、屋外での直射日光下でも視認性を確保しやすいのは魅力です。
また、バッテリー持ちは、標準的な使い方で最大20日間、とかなり長くなっています。こちらに関しては、下位のBip 6で最大14日間なので、それよりも+1週間弱のバッテリー持ちが期待できるのは、Bip Maxのメリットとして感じやすい部分でしょう。
なお、位置情報測位を常時有効にしたワークアウトの測定でも、最大40時間稼働できるとされています。要するに、長距離のランニングや、2日に渡るハイキング・トレッキングなどでも活躍が期待できそうです。
そして、内蔵ストレージは4GBを備えていて、オフラインマップや楽曲再生といった用途にも対応しやすくなっていることも見逃せません。特にこの点は下位のBip 6において、使えるストレージがほとんどなく苦戦を強いられやすかったので、実用性の面で堅実なアップデートだと感じます。
ちなみに、ヘルスケア関連機能としては、心拍数、血中酸素レベル、ストレスレベルについて、24時間のモニタリングが可能。睡眠モニタリング機能もサポートしており、多くの人がスマートウォッチに期待する体験は整っていると思います。
ポイント3:ChatGPT-4oベースのAIアシスタント機能に対応
最後はAmazfitのスマートウォッチのユニークな部分について。同ブランドのスマートウォッチでは、ChatGPTを統合した(GPT-4oベースの)音声アシスタント機能「Zepp Flow」を搭載していることがキャッチーです。エントリーモデルである「Amazfit Bip Max」も例に漏れず、同機能に対応しています。例えば、「おやすみモードをオンにして」といった指示をボイスコマンドで行えるわけです。
なお、2024年に公開された同機能に関する同社のブログでは、主にできることとして以下の6つが紹介されています。時間経過とともにアップデートされている可能性はありますが、できることをイメージするうえで参考になるでしょう。
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1.ワークアウト・スポーツモードの起動と操作
2.明るさ、音量、Do Not Disturb(通知オフ)モードの切り替えなど、時計の各種設定の調整
3.睡眠データ、心拍数、血中酸素、フィットネスデータなどの個人データへのアクセス
4.アラームやカウントダウンタイマーの設定、スケジュールの確認など、日常生活のアシスタントとしての機能
5.天気についての質問
6.日常的な質問にChatGPTと同様の回答可能(※一部を除く)
(例)簡単な英会話の翻訳、簡単な計算(四則演算レベル)等
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以上、3つのポイントでAmazfit Bip Maxの概要・特徴をチェックしてきました。Bipシリーズとしては、約4000円安いBip 6も併売されていますが、筆者の結論としては、悩んだらBip 6ではなくBip Maxを選んでおくことを勧めておきます。