イヤフォンを買い替えるなら、“なんとなく”で決めるのはもったいないもの。完全ワイヤレスイヤフォンの新作はバリエーションが多い上、多くのブランドが完成度を高めてきており、洗練された新製品が数多くあるためです。ぜひ王道ブランドのド定番製品や、ECサイトで見つかる激安イヤフォンだけでなく、今季に発売されたばかりの新製品にもしっかりと目を通してみてください。
ここでは、眺めているだけでもワクワクしてきそうなラインアップの中から、2026年夏に注目しておきたい新作の完全ワイヤレスイヤフォンを6つ厳選して紹介。後編となる本稿では、前編で紹介した3製品に続き、さらに3製品のポイントを見ていきましょう。
パナソニック RB-C10:同社初の小粋なイヤーカフ型
4つ目に紹介するイヤフォンは、パナソニックが7月に発売した「デジタルワイヤレスステレオヘッドホン(RB-C10)」。メーカー公式ストアでの価格は1万4850円(税込、以下同)です。
RB-C10は同社初となるイヤーカフ型の完全ワイヤレスイヤフォンで、製品名も少々堅い印象ですが、食指が動きそうな上品なデザインに整っているのがパナソニックらしいところ。同社の高級オーディオブランドである「Technics(テクニクス)」としても展開されている既存のカナル型ワイヤレスイヤフォン(EAH-AZシリーズ)と比べると、より柔らかみのある雰囲気に整っており、イヤーカフ型製品としてのデザイン性の魅力もしっかりと感じられます。装着時の見た目を重視したい人ならば、ぜひチェックしておきたい選択肢となるでしょう。
イヤフォンとしては、11mm口径のドライバーを搭載したうえで、音漏れを低減するポライトモードなどにも対応していることがポイント。電車内やオフィスなど、音漏れが気になるシーンでも使いやすい仕様です。なお、連続再生時間はイヤフォン単体で約7時間、充電ケースを併用して最長約26時間。マルチポイント接続に対応しており実用面でも堅実な印象です。
JBL Live Buds 4:画面付きケースがユニーク
5つ目は、JBLが6月に発売した「Live Buds 4」です。10mm径のドライバーを搭載したカナル型イヤフォンで、それだけだと特に珍しくはありませんが、同シリーズでは“タッチディスプレイが備わった充電ケース”を採用している点がユニーク。ディスプレイをタッチして音量調整や曲送りが可能です。
ちなみにJBLのイヤフォンは、フラグシップの「TOUR」、ミドルハイの「Live」、スタンダードの「Tune」、エントリーの「Wave」のようにブランドが分かれており、こちらの製品はミドルハイの「Live」に当たります。
さらにLiveの中でもカナル型の「Buds」と、インイヤー型の「Beam」に分かれており、同製品は前者です。つまり、ミドルハイのカナル型モデルという位置付けの製品です。
現状、タッチディスプレイ付きの製品は、フラグシップのTOURシリーズとミドルハイのLiveシリーズにて展開されています。そのため、タッチディスプレイ付き充電ケースをまず体験してみたい人にとっては、Liveシリーズの方がより手頃な選択肢となります。
2024年7月発売の前世代モデル「JBL Live Buds 3」(2026年7月31日時点での公式サイト販売価格1万8700円)も画面付きケースを採用したモデルです。新モデル「JBL Live Buds 4」(2万7500円)は1万円弱高くなりますが、以下のメリットがある点は押さえておきましょう。
- ANCや通話機能が強化されている
- 画面UIの見直しが図られた
Philips TAT1300:とにかく安い選択肢として
最後に紹介するのは、Philips(フィリップス)が7月に発売した完全ワイヤレスイヤフォン「Philips TAT1300」です。10mm径のドライバーを搭載したカナル型の製品で、市場想定価格2980円という安さが際立つエントリー帯の選択肢です。
ANCには対応していないので、電車やバスでの使用は不向き。自宅など外部からの騒音が少なく、カジュアルにストリーミング動画やゲーム、ポッドキャストなどを楽しむのがメイン用途になるでしょう。
連続再生時間は6時間、充電ケース併用時は最大24時間。15分の充電で1時間の音楽再生が可能な急速充電にも対応します。
なお、この製品について検索してみると“超コンパクト”を強調した製品紹介が散見されますが、充電ケースのサイズは約3.83(幅)×5.73(奥行)×2.65(高さ)cmというやや幅広なタイプで、ワイヤレスイヤフォンとしては一般的な部類だと思います。一方、カラーバリエーションは「ブラック」「ホワイト」に加え「ピンク」「ライトブルー」といった淡めの落ち着いた選択肢も用意されており、コンパクトさはそれほどであったとしても、無難にチョイスできるアイテムとしてはアリな気がします。
例えば、とにかく安い完全ワイヤレスイヤフォンを探していたり、すでに主力のお気に入りイヤフォンがあり、自宅用にサブのイヤフォンとして備えておきたかったりする場合に、チェックしてみると良いかもしれません。