キャンピングカーは気になるけれど「値段が高そう」「維持が大変そう」と思っていませんか。

 実は、購入費用や維持費を抑えられるのに、軽とは思えない広さが魅力なのが「軽トラキャンピングカー」です。でも、まだまだ知名度が低いので「こんな選択肢もあったの?!」と驚く人も多いようです。

軽トラキャンピングカー「ヤドキャリー」のシェル内(写真は全て筆者撮影)

 そんな、知る人ぞ知るキャンピングカー「軽トラキャンピングカー」(以下、軽トラキャン)をご紹介します。

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15年の車中泊経験がたどり着いた一台

軽トラキャン「ヤドキャリー」の外観

 車中泊歴15年の筆者も、軽トラキャンの使い勝手の良さに引かれた一人です。もともとは、テントを張らずに気軽にキャンプがしたいと思い、軽自動車にベッドを自作して車中泊を始めました。

 その後、もっと快適に旅がしたくなり、中古の軽キャンピングカー「テントむし」へ乗り換え、約8年間全国を旅してきました。しかし、車の不調をきっかけに乗り換えを決意。「次は長く付き合える一台がいい」と考えた末に選んだのが、軽トラキャンの「ヤドキャリー」でした。

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一台で二役! 軽トラキャンの知られざる魅力

軽トラの荷台にシェルを取り付ける作業

 軽トラキャンは、その名の通り軽トラックの荷台に居住スペース(シェル)を載せたキャンピングカーです。その最大の特徴は、シェルが着脱できることです。

 一般的なキャンピングカーは、車が故障して修理できなくなると、シェルがまだ使える状態でも車ごと買い替えなければなりません。その点、軽トラキャンはシェルが積載物という扱いなので、車が寿命を迎えても新しい軽トラックへ載せ替えれば、そのまま使い続けられます。

 「家」はそのままで、「車」だけを交換できるようなイメージです。

 さらに、普段はシェルを下ろして軽トラックとして使い、下ろしたシェルは趣味部屋や休憩スペースとして活用することもできます。一台で二役こなせる自由さも、軽トラキャンならではのメリットです。

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限られた空間を“最大限”に生かす工夫が満載

キャビネットとミニシンク

 筆者が乗っているヤドキャリーも、限られたスペースを上手に使える工夫がたくさん詰まっています。キャビネットとミニシンクは天板を広げれば大きなテーブルになり、ベンチはベッド板を起こすだけで約90(幅)cmのベッドに早変わりします。ベッドの下には大容量の収納スペースもあります。

幅90cmでセミシングルサイズのベッド

 室内高は約180cmあるので立ったまま着替えができ、壁の上部には大きな窓があるので圧迫感も少ないです。シェル内は、軽トラックの荷台の上にいることを忘れてしまうほど快適です。

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電気代0円! 車中泊生活の電気事情

ポータブル電源があれば車中泊で電化製品も使える

 そして、快適な車中泊に電気は欠かせません。

 ヤドキャリーはポータブル電源をつなぐだけで、シェル内で家庭用の電化製品を使えます。人数や旅の期間にもよりますが、ポータブル電源の容量は2000Wh前後がおすすめです。

 ただし、どんなに性能のいいポータブル電源でも、充電できなければ意味がありません。だからこそ、本体選びだけでなく充電方法までセットで考えることが大切です。最近では、走るだけで充電できる「走行充電器」や、高効率の「ソーラーパネル」も数多く販売されています。

車内の明かりもポータブル電源で自給自足

 これらを組み合わせれば、長期間の車中泊でもバッテリー切れを気にせず快適に旅を楽しめるでしょう。最近のポータブル電源は、大容量でもコンパクトで価格も手頃になり、以前よりずっと選びやすくなってきました。車中泊を始めた15年前と比べると、本当に便利な時代になりました。

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