トイカメラといえば、以前は作りが簡素な子供向けカメラというイメージでした。しかし最近は趣味性の高い大人向けのトイカメラがたくさん出ています。
ここでは「ノスタルジー」を共通キーワードに、フィルム屋さん、カメラ屋さん、おもちゃ屋さんが作ったトイカメラをそれぞれ紹介します。
コダック|CHARMERA
コダックは、フィルムカメラの時代に世界最大の写真用品・フィルムメーカーとして有名だった企業です。そんなコダックのブランドを掲げたトイカメラが「CHARMERA」。チャルメラではなく、「チャーメラ」と読みます。
Charm(チャーム)とCamera(カメラ)を掛けた製品名の通り、CHARMERAは指でつまめるほど小さく、重さは約30g。キーチェーンも付いているので、名前の通りチャーム感覚で持ち歩けます。
デザインモチーフは、1987年にコダックが発売した「Kodak Fling」という“使い捨てカメラ”(現在のレンズ付きフィルム)です。ただし、背面にはちゃんと液晶モニターが付いていて、被写体を確認しながら撮影できます。
撮影モードや露出補正といった難しい機能は一切なし。microSDカードを入れ、モニターを見ながらシャッターを押せば、約160万画素(1440×1080ピクセル)の写真が撮れます。7つのフィルターと4つのフレームを使ってセピア調やモノクロにすることもできます。
価格は6400円(税込、以下同)。本体デザインは7種類(1つはシークレット)あり、ブラインドボックスで販売しているので、箱を開けるまでどれが出てくるか分かりません。そんなドキドキも楽しいカメラです。
ケンコー|Pieni II
日本の写真用品&カメラメーカーとして知られるケンコー・トキナーの「Pieni II」は、クラシックなカメラをミニチュアにしたようなトイカメラ。Pieni(ピエニ)はフィンランド語で「小さい」という意味です。
その名の通り、指でつまめるサイズで、重量は約18g。アクセサリー感覚で身につけられます。携帯に便利なネックストラップも付属しています。
背面にマグネットを内蔵しているので、冷蔵庫やラックなどにくっつけておけるのもポイント。動画撮影時などに画角を固定できる他、ディスプレイとしても面白いと思います。
有効画素数は131万画素(1280×1024ピクセル)で、撮影データはmicroSD(別売)に保存されます。内蔵フィルターを使って、レトロな雰囲気の動画や、水彩画や油絵のような写真も撮れます。
ただし、モニターは付いていないので、スマホやPCで確認するまで、どう撮れたか分かりません。フィルムカメラ時代の“現像するまで分からない”ドキドキを味わえます。
直販価格は6050円。サンリオのキャラクターを描いたコラボモデルもあります。
リリック|EmoFlip
「EmoFlip(エモフリップ)」は、平成の時代に広く普及した二つ折り携帯電話をモチーフにしたトイカメラです。作ったのは、東京都台東区で玩具の企画から製造販売までを手掛けるリリック。おもちゃ屋さんが作ったトイカメラです。
インカメラ/アウトカメラはどちらも有効100万画素。2.4インチの液晶パネルで被写体を確認しながら撮影できます。
写真は内蔵メモリに約30枚まで保存できる他、microSDカード(別売)で拡張もできます。ハートやリボン、セピア調など平成の頃の定番だった20種類のフォトフレームを標準で備えていて、ノスタルジックな写真を撮影できます。
大きめのディスプレイを生かすため、カメラ以外の機能も付けています。例えばアラームやタイマー、音楽再生など。平成の頃のように方向ボタンを押して画面上のアイコンを選び、決定ボタンで起動。操作感まで懐かしいトイカメラです。
価格は7700円。スマホに比べればかなり安いので、ラインストーンやパールビーズ、シールなどで好きに“デコる”のもありです。