ランニング中にスマートフォンや飲み物を持ち歩きたいけれど、普通のリュックでは揺れが気になる。とくにトレイルランニングでは、行動食やレインウェアなど、持っていきたいものが意外と多くなります。
そんな悩みから、約5年前に初めて購入したランニングバッグが、サロモンの「ACTIVE SKIN 8」(以下、アクティブスキン8)です。ベストのように体にフィットする設計で、容量は8L。ロードランニングからトレイルランニングまで、幅広いシーンで使えるモデルです。

現在はデザインが一部変更されていますが、筆者が使っている旧モデルもまだまだ現役。5年間愛用して感じた使いやすさや、購入前に知っておきたいポイントを紹介します。
体にぴったりフィット! 走っても揺れにくいのが最大の魅力
初めてランニング用のバッグを購入するとき、もっとも重視したのがフィット感でした。走るたびにバッグが上下に揺れたり、肩からずり落ちたりするのは避けたいもの。長い距離を走るなら、荷物を持っていることがなるべく気にならないものを選びたいと思ったのです。

アクティブスキン8は、一般的なリュックと異なり、ベストのように上半身を包み込む形状です。サロモン独自のSensiFitという設計が採用されていて、体に沿うようにフィットします。実際に着用して走ってみると、バッグと体の一体感が高く、荷物が大きく揺れにくいことに驚きました。
伸縮性のある生地が体の動きに合わせてくれるため、腕を振ったり、上体を動かしたりしても窮屈に感じにくいのが特徴です。また、体に沿ったすっきりしたシルエットも気に入っています。無駄のないデザインで、ランニングウェアとのバランスもグッド!
ただし、フィット感を重視した製品だからこそ、サイズ選びは重要。サイズ展開はXS〜XLまでありますが、体格に対して大きすぎると揺れやすくなり、小さすぎると圧迫感につながります。できれば購入前に試着し、荷物を入れた状態も想定して選ぶのがおすすめです。
8Lとは思えない収納力! 走りながら取り出せるポケットも便利
アクティブスキン8の容量は8L。数字だけ見ると少なく感じるかもしれませんが、実際に使ってみると思いのほかたっぷり入ります。筆者はトレイルランニングで、レインウェアや行動食、ファーストエイドキットなどを収納してきました。日帰りで必要な装備をコンパクトにまとめるには、使い勝手のいいサイズです。

さらに便利なのが、ベスト部分に設けられた7つのポケット。胸元には飲み物を入れられるスペースがあり、走りながら水分補給しやすくなっています。ファスナー付きのポケットも1つあるため、スマートフォンや鍵など、大切なものを入れるのに重宝しています。

ファスナーのないポケットも、生地が体に沿っているため荷物が動きにくく、出し入れしやすいのが魅力。いちいちバッグを下ろさなくても、行動食などを取り出せるのはトレイルランニングで大きなメリットです。
そして、500mlのソフトフラスク(柔らかい素材で作られた携帯用給水ボトル)が2本付属し、1.5Lのハイドレーションブラッダー(バッグを背負ったまま水分補給できるチューブ付きの飲料水袋)にも対応。フラスクを別途購入すると1本数千円するため、最初から2本付いてくるのはうれしいところです。ただし、容量には限りがあるため、防寒着など荷物が増える場合は注意。行程や季節に合わせて、必要な容量を選びたいところです。

メッシュ素材が汗や熱気を逃がす
ランニングバッグを選ぶとき、収納力やフィット感と同じくらい気になるのが通気性です。走っていると背中にも汗をかきますし、体に密着するバッグは熱がこもりそうなイメージがありました。その点、アクティブスキン8は体に接する部分に伸縮性のあるメッシュ素材を使用しています。空気が通りやすく、肌への当たりもやわらかいため、長時間着用していても快適に感じます。

メッシュ素材は通気性だけでなく、フィット感にも一役買っています。体の動きに合わせて伸び縮みし、バッグのずれを抑えてくれるため、走っているときに余計なストレスを感じにくいのです。
なお、筆者が使用しているのは現在販売されていないグレーの旧モデル。現行モデルではロゴや一部の生地、前面ポケットの形状などが変更されています。基本的な設計は受け継がれていますが、購入する際は現行品の仕様を確認してください。