1998年8月22日(26日Update)

Dreamcastのキラーソフトとなるか?

「SONIC ADVENTURE」発表会レポート

 セガ・エンタープライゼスは8月22日,東京国際フォーラムにおいてDreamcast用3Dアクション「SONIC ADVENTURE」を発表したことは既報の通り。

 この発表会には,マスコミ関係者だけでなく,一般ユーザーも招待され,3回の発表会イベントが行われ,合計約1万5000人を導入するというゲーム史に残る新作発表会となった。来場者へのオミヤゲは,ソニックのTシャツ,7枚組ポストカード,カラーのリリース,そしてこれらの入ったかっこいい紙バッグ。う〜ん,さすがセガさん太っ腹!

 発表会では,まずDreamcast発表会でも流れた,セガ・入交社長の顔のCGがDreamcastの性能をデモするビデオが流された。この映像を初めて見る一般ユーザーもあり,食い入るように見つめる学生が多くいた。

 続いて入交社長ご本人が登場。「ハードのスペックも大切だが,どんなソフトを提供できるかも重要」と切り出し,「SONIC ADVENTURE」に絶対的な自信があることを印象付けた。

 続いてソニックチームプロデューサー中裕司氏が,巨大な卵から爆発とともに登場。黒い服がかっこいい。

 やや緊張しながら,「SONIC ADVENTURE」開発に当たり,中南米にロケハンを敢行した話を披露した。「SONIC ADVENTURE」の重要なステージの1つである,古代遺跡やジャングルなどを映像資料として巡り歩いていたいう。

 そのロケ時のビデオも上映され,司会の方に「楽しそうですね。本当に仕事ですか?」と突っ込まれて苦笑いする中氏だったが,直後に流された「SONIC ADVENTURE」の美しい画面には,しっかり中南米の雄大な自然や遺跡の神秘性が表現されていたぞ。

 中氏は,「Dreamcastの高性能を得て,デジタルエンターテイメントの基準をようやく実現できることになった」と話し,「SONIC ADVENTURE」が未来基準のゲームであることを強烈にアピールしていた。時折,スクリーンに映し出される,今まで見たことのないような美しく,高速の「SONIC ADVENTURE」の映像は,その言葉が決して大げさでないことを証明している。(次のページに続く)

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