1998年8月22日(26日Update)

 この後中氏により,簡単に「SONIC ADVENTURE」のゲーム紹介が行われた。

 それによると,プレイヤーはソニックを含め6人のキャラクターを操作することになる。お馴染みのソニックやティルス,ナックルズなどに加え,ロボットとのっそりとした大猫のような魅力的な新キャラクターも紹介された。そして各キャラクターが,喋ることも明らかにされた。実際にデモ映像では各キャラクターが自己紹介するのだが,どれもイメージぴったりの声で大満足。

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 この6人キャラクターごとに,競争,宝捜し,シューティングなど6つの違ったアクションをプレイすることになる。各キャラクターごとにストーリーが変わり,しかもすべてのキャラクターのストーリーと密接に関係してくるというから,飽きることなくソニックの世界を堪能できそうだぞ。

 また,サターンの3Dアクション「NiGHTS」で好評だった人工生命「A-Life」システムも採用。ユーザーがさまざまな姿に育てることができる。育てた「A-Life」はDreamcastの専用PDA,ビジュアルメモリに対応している。詳細は明らかにされなかったが,外に連れ出してユーザー同士でデータのやり取りなども行えるのだろうか?

 そして,お待ちかねのDreamcastの試作機による実演デモとなった。コントローラーを握るのは,ソニックチームの飯塚プロデューサー。

 いくつか用意されたステージから,ユーザーの拍手によるリクエストで,ソニックが都会の街を高速で疾走するアクションが選ばれたが(第2回公演),ループするハイウェイを走ったり,高層ビルの壁面を一気に駆け下りるシーンは圧巻。視点も次々に変わり,迫力を倍増させていた。常に会場は大きなどよめきに包まれていたぞ。この画面を見たユーザーのほとんどが,購入を決めたに違いない。

 その後,特別ゲストの「せがた三四郎」こと藤岡弘氏とともに「ソニックコール」を大合唱。最後には,メインテーマのライブ演奏と,豪華な1時間でした。う〜ん満足。

 気になる発売日は「年内」。Dreamcast本体(11月20日発売予定)との同時発売は微妙なところなようだ。入交社長は,「まだ本体同時発売タイトルのうちの1本としてラインアップしている」とはしていたが,果たして?

 第2回公演と第3回公演の間に行われた報道関係者向けのセッションでは,「SONIC ADVENTURE」の開発に100人以上のスタッフが関わっていることなどが明らかにされていたぞ。

[原 毅彦,ITmedia]

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