1998年10月21日

今日のゲームボーイカラー発売で

いよいよコンシューマーマシン戦争に突入

 任天堂は10月21日,カラー表示が可能な液晶ゲーム機「ゲームボーイカラー」(写真)を発売した。

「ゲームボーイカラー」は,屋外でも見やすい反射型のTFT液晶の採用や,3万2000色中56色同時発色が可能な新ハードだ。価格は8,900円。

 GAMESPOTが入手した情報によれば,都内の大手ディスカウントショップでは,午前中に「カラーゲームボーイ品切れ」という看板を掲げていた所もあったという。また,小売店の中には予約者だけの販売しかできなかった,という声もあった。

 とある大手専門ショップでは,「平日ということもあるだろうが,子どもよりも若いサラリーマンにも引き合いがあった」としている。同時発売タイトルは,やはり「ワリオ」が人気だが,「テトリス」も携帯ゲーム機には最適なパズルだけにこっちの人気も上々という。なお,「ゲーム野郎のメッカ」秋葉原などの情報は明日レポートする。

INFORMATION

任天堂
URL: www.nintendo.co.jp

 ゲームボーイカラー対応ソフトが,従来のモノクロハードでもプレイできることから,カラー機本体の爆発的なヒットは難しいのでは,という声もあったが,実際には好調のスタートといえそうだ。

 今日の「ゲームボーイカラー」に続いて,一週間後にはSNKの「ネオジオポケット」も離陸する。ほかにも携帯では年末の「ポケットステーション」,来年春の「WanderSwan」,さらにTV接続の「Dreamcast」と,'94年以来のコンシューマーゲームマシンウォーズ,本日ついに開戦!

[原 毅彦,ITmedia]

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