1999年3月4日
3月4日,バンダイの携帯ゲームマシン「ワンダースワン」が発売された。昨年の「ゲームボーイカラー」や「ネオジオポケット」ととの携帯ゲーム戦争がいよいよ本格化した。 発売に伴い,バンダイは秋葉原で「ワンダースワンデビューカーニバル in AKIHABARA」なるイベントを開催している。7日まで。 会場では,ワンダースワンの新作ソフト群を実際にプレイできるコーナーのほか,本体同時発売のアクション「GUNPEY」でユーザーの勝ち抜き対戦大会を行っている。特定の人数に勝ち抜くと,ワンダースワンのムック本が貰えたのだ。 ほかにも,秋葉原の各ショップで購入したワンダースワンを持ち込むと,非売品の特製ネックストラップがイベント開催中,毎日先着500名に貰えるぞ。週末は秋葉原に出かけるべし。 バンダイの説明員によれば,「平日ということで,サラリーマン,大学生らに人気。実際のユーザー層が見極められるのは,次の土・日曜日の様子を見て」と言う。 イベントに来ていた学生は「ゲームボーイよりも絵が奇麗。ナムコの”ワンダースタジアム”が出たら(来週)買う予定」と話していた。サラリーマン風の若者も「ソフトのラインアップがすごい。本体の価格も手ごろなので早速購入してみます」と概ねユーザーの評価は高かった。 気になる秋葉原のショップにおける,発売日当日のワンダースワンの売れ具合だが,平日だというのにショップでスワンを求める客でいっぱい。 「子どもに頼まれて」と「チョコボ」と一緒に主婦が買いに来ている姿も見かけたぞ。「平日だというのに予想以上に売れている。今週末はさらに期待できる」(ある大手ショップ店員)と出足は好調だ。 メッセサンオー,ソフマップ,ラオックスなどの大手ショップでは,午後2時の時点で「GUNPEY」が品切れになる状態。ようやくとある店で見つけたが,「お1人様1つまで」と言われてしまった。1,980円(期間限定価格)という手ごろな値段も人気の要因のようだが,「ゲームウォッチを創った故・横井氏が目指したものを,是非プレイしてみたかった」(大学生)というユーザーもいたぞ。
[原 毅彦,ITmedia] |
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