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The I of the Dragon
メーカー:ライブドア
公式サイト:The I of the Dragon
発売日:2004年9月3日
価格:8,379円
購入:プロジーストア・Amazon
ジャンル:ドラゴンシューティングRPG
機 種:Windows XP/2000/ME
推奨環境:PentiumIII 1GHz 256MBメモリ 32MB以上のビデオメモリ搭載、ハードウェアT&L対応ビデオカードなど
更新日:2004年9月3日 |
ファンタジーファンなら誰もが畏敬の念を持つであろう“ドラゴン”となり,大空を舞い,敵を倒しながら成長,物語を進めていく3DシューティングRPG,「The I of the Dragon(アイオブザドラゴン)」がライブドアより9月3日に登場する。
本作は,ドイツのSchanz Interactiveの開発であり,いわゆる“洋ゲー”なのだが,ライブドアによって完全日本語化されている上,ゲーム自体が簡単操作で気持ち良く進められるものなので,実際にプレイしてみればすんなり世界に入り込めるだろう。
今回発売前に製品版を触れる機会を得たので,発売直前に簡単にその魅力を紹介したい。
■残された最後の卵
過去,人間と妖魔の戦いがあった。ドラゴンは人間側に立ち,妖魔を撃退した。
しかし人間はドラゴンの力を恐れ,その卵を全て破壊してしまう。ドラゴンは人間の行動に失望してこの世界を離れる。その数百年後に妖魔が復活,人間は劣勢を強いられ,既に最後の拠点を残すのみ。
しかし,最後のドラゴンは卵を1つだけ,この世界に残していっていた……。と,物語はここから始まる。あなたは卵から孵化するドラゴンとなり,この戦いに参加していくことになる。
背信した人間たちを無条件で助けるというのも,今ひとつ釈然としないが,ここは報復もしないで卵を残して去って行ったドラゴンたちの気持ちを汲んで戦いに赴こう。
ドラゴンの種類は3種類で,ゲームスタート時に選択できる。炎による攻撃を得意とする“灼熱の破壊者アルゴス”,魔法に長け,氷のブレスを操る青いドラゴン“天空の魔術師バロン”,生と死を司る魔法を使用する黒いドラゴン“闇を統べる黒帝モルゴス”だ。
■ゲーム開始時に選択できる竜たち。好みで決めてしまっても良いし,ブレス主体なら赤竜,魔法中心なら青竜,ファンタジーでいうところのいわゆる僧侶的な魔法戦がしたいなら黒竜など,プレイスタイルでも選択できる
ドラゴンは,レベルアップ時に手に入るポイントを消費して,攻撃力,生命力,飛行速度,魔法回復速度といった数値をアップさせることができるほか,同じくポイント消費で魔法の取得もでき,これによってドラゴンを好みのタイプに育てられる。
初期ステータスの数値はドラゴンの種類ごとに異なっており,選択できる魔法自体も大幅に異なってくる。
今回は強力なブレスを中心に攻める赤竜アルゴスを選択した。がんばれ,アルゴス。
■ゲームの進め方
まずはメインメニューからチュートリアルを選択しよう。操作は難しくないので指示に従って操作すればすぐに理解できると思う。
チュートリアル後は続けて新規ゲームを選択,開始される1ステージ目は,チュートリアルの実践を兼ねたステージだ。
絨毯に乗って現れる怪しげな人物“キベック”が折々でアドバイスをくれるので迷うこともないだろう。
各キーの使い方は,“H”ボタンで現れるヘルプでいつでも確認できるし,ゲーム中で現在の目的がわからなくなってしまっても,標準設定では“/”キーを押すことで確認することもできる。
■雰囲気のあるメインメニュー。新規ゲーム開始,チュートリアル,セーブ,ロード,オプションなどが選択できる。 |
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■これが折々で助言をくれる“キベック”。物凄く怪しいが,ここは信頼して助言に従ってみよう。 |
それでは,1ステージを体験してみよう。まずはキベックの言に従い,レベル4になるまで敵を倒していこう。
ここでちょっとしたアドバイス。索敵は“マーカー”機能を利用し,赤い印を探そう。印が見えたらそこを左クリックすれば敵の間近まで自動移動できる。
当初可能な攻撃は追尾をしないタイプなので極力近づいて攻撃しないと当たらないのだ。
また高低差も利用できる。索敵時は視野を広くするため高空へ。妖魔攻撃時は命中率を上げるために低空に。拠点攻撃時は,集まってくる妖魔の攻撃を避けるために上下移動を駆使しよう。
原則,敵はドラゴンの今居る場所に攻撃してくるため,常に移動していれば敵の攻撃はなかなか当たらないのだ。なお,追尾(ホーミング)してくる攻撃を放つ敵も居る。厄介なので早めに叩こう。
魔法も積極的に使っていこう。ブレス攻撃だけでは息が続かなくなってしまうので,魔法との交互攻撃が効果的だ。特にエリアに働きかける攻撃魔法は,“拠点”近くに集まる敵を一度に攻撃できるのでお勧め。
忘れがちなのが“捕食”だ。ドラゴンだって腹が減る。空腹になってしまうと回復力などが落ちてしまうので,時折妖魔や動物などを捕食しておきたい。なぜかピンチなときほど空腹になりやすい……。ただ,捕食では経験値が入らないのでほどほどにしておこう。
拠点をいくつか攻め落とすと再度キベックが飛んできて,宝玉の説明をしてくれる。
ドラゴンは経験値による成長のほか,“拠点”を壊滅させる際に現れる3種類の宝玉を5つ集めることによっても火力・魔法スロット数などが成長する。
“拠点”は妖魔の基地のようなもので,一定の時間が過ぎると妖魔を生み出す。また,さらに間隔は空くが,一定期間で新たな拠点も出現する。
まずは拠点を全てたたき,その後妖魔を駆るのが効率的だ。目標は毎回異なるが,基本的にはそのエリアの妖魔を殲滅していくことになる。
■魔法が発動! 拠点を素早く叩くには,ブレスが強力なアルゴスといえど,魔法も効率的に使う必要がある。ブレス容量の回復を待っている間に妖魔たちが集まってきて集中砲火を浴びてしまうし,時間がかかってしまえば新たな拠点や妖魔が出現してしまうのだ。 |
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■操作画面。右下の速度ゲージを調節することで,ゲームの時間の流れを調節できる。ゲームを難しく感じたらここを調節してみよう。 |
拠点を全て攻め落とすことができる頃,レベルはちょうど4程度になるはずだ。またタイミングよくキベックがやってきて,画像のように指示を出してくれる(画像はクリックで拡大する)。
1ステージはここで終わり,これから本格的な妖魔との戦いが始まる。
この先は人間との協力行動や町の作成・レベルアップなどといった要素も出てくる。先が楽しみだ。
■キベックの指示により,他エリアへの移動が可能となる。ワールドマップの呼び出しは,標準では“M”キーだ。 |
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■これがワールドマップだ。ワールドマップ上から「町が攻撃されている」など,ほかのエリアの状況がわかるようになる。 |
■感 想
本作では,何故かファンタジーファンがどうしても憧れてしまう“ドラゴンになれる”という要素にまずグっと来てしまう。
実際の3D空間の中を自由に飛翔し,美しいグラフィックの中,敵をブレスや魔法,あるいは“捕食”で蹴散らしていく爽快感がドラゴンになった気分にさせてくれる。
発売元のライブドアが“シューティングRPG”とジャンル付けするだけあって,難解な謎を深く考える必要も無く,とにかく気持ちよく進めることができるのだ。1ステージの体験を見てもらえばわかるように,簡単な操作方法もこの気持ち良さを生み出す一因だろう。
「I of the Dragon」の公式サイトでは,こちらから体験版とムービーのダウンロードができる。ここまで読んでくれた貴方にはぜひこちらもチェックしてほしい。
ドラゴン,飛翔感,爽快なアクションシューティング,などに心惹かれる人にはズバリお勧めしたい1本だ。
[H_B,SOFTBANK GAMES]
■スクリーンショット(クリックで拡大)
・The I of the Dragon公式サイト
・メーカー:ライブドア
・2004年 PC GAME特集 INDEX
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※画面写真は開発中の画面もある為,実際の製品とは異なる場合があります。
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