「AS〜エンジェリックセレナーデ」の注目度が高い理由の1つが,シナリオをあの小林且典氏が担当していることだ。 小林氏は「久遠の絆」や「風雨来記」で知られる人気ライター。「AS」は「自信作です」と胸をはるだけに,期待はますます高まる。 「AS」の参加経緯などについて話を聴いた。
Illustrator:小林且典 プロフィール
プロフィール ゲーム企画・シナリオなどを手掛ける人気作家。代表作は「ゆめもり」(マシス・アクトレス),「ファーランドシンフォニー」(TGL),久遠の絆(FOG)など。
■OFFICIAL HP:影堂本舗
―「AS」プロジェクトに参加されたいきさつは?
小林:ディレクターの貝阿弥さんからお仕事のメールをもらったんでした。もともと工画堂スタジオのファンだったから,いちもにもなくお受けしたんですよ。
―ゲームの最初の印象は?
小林:最初は,まだ世界設定とヒロインの名前くらいしか決まってなくて。ラスティもプロットは固まっていたけれど,それだけという。でも面白そうなキャラクターだと思ったんです。 確か貝阿弥さんが描いたキャラクターのラフを見ながら,いきなり思いついたプロットを語り始めたような気がします。
―お話を創るにあたって意識したのはどんなところですか?
小林:「ヒロインたちの心の交流」……でしょうか? 主人公とだけじゃなく,女の子同士の友情みたいなものもおろそかにしないで書きたいなぁ……と思って書きました。
―ASの一番の見所ってどこでしょう?
小林:「そうですね……やっぱり主人公とラスティが2人で○○(工画堂規制・笑)にいるシーンでの会話かなぁ。 あの,ラスティの,「○○な○○,○○○○ですか1?」って言葉を語らせたくって……なーんて。
―う,うーん。○○に何が入るのか気になりますねぇ。
では,普段ぽっかり時間が空いた時などは,何をして過ごしていらっしゃいますか?
小林:暇な時……良い台詞ですねぇ。ここしばらくは聞いたことがないです(笑)。 趣味は「読書」なんですが,時間の隙間を見つけて,ちょこちょこ読んでます。
―影響を受けた作家の方や,シナリオライターになろうと思われたきっかけの作品とかは?
小林:実は作家になろうなんて思ったこと一度もなかったんです。フリーで転々としているうちに,企画とかも書くようになって。 で,あるタイミングでシナリオを書かなきゃならないことになって,書いてみたら,書けた,と。
―なるほど……才能がおありだったんですね。では,好きな作家は?
小林:栗本薫先生のグインサーガとか好きですよ。辺境篇までが特に面白い。 あ!そうそう,栗本先生の「小説道場」って本があるんだけど,これからライターになりたいって人にはオススメかも。 小説とか文章を書く上での,ルールみたいなものを端的に学ぶのにもってこいです。読んで みるとためになりますよ。……ただしヤオイの本ですが。
―うーん,いつか読ませていただきます(笑)。
シナリオライターというお仕事をする上で,一番必要なもの,失ったり忘れたりしてはいけないって思うこと,常に意識していることはありますか?
小林:常に意識していることは……締め切りでしょうか(笑)。 えーと,大切なことって,なんだろう……常に好奇心を持つってことかな?
―では最後に,読者の方,ファンの皆様にメッセージをお願いします。
小林:「AS〜エンジェリックセレナーデ」の,シナリオ,頑張りました。 ゲーム本編を楽しみに待っていてくださいね!」
―ありがとうございました〜。
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