さて前回は,リプレイとともに“Check Six(チェック・シックス)”,つまり自機の後方警戒について解説した。それに関連して,今回はFighter Ace(以下,FA)の視点切り替えを紹介しよう。
■空の暗殺者
レーダー黎明期の二次大戦当時はもちろんのこと,半世紀を経て電子装備の発達した現代においても,ドッグファイトとなれば搭乗員が眼を皿にして敵影を探すことに変わりはない。
急所であるDead Six目掛けて,ギラギラ照り付ける太陽を背に敵戦闘機が襲い掛かってくるかもしれないし,こちらが捜し求める敵の爆撃機編隊は,今まさに自分たちの索敵網からすり抜けつつあるかもしれない……。
旧日本海軍の撃墜王,故・坂井三郎氏をはじめ,多くの戦闘機乗り達は異口同音にこう言う。
「理想的な撃墜とは暗殺であり,それをやれる者こそが優秀なパイロットなのだ」と……。
つまり相手より先にその姿を発見し,気付かれないよう占位し,最初の一撃で確実に仕留める。
暗殺こそが空戦の極意であり,それはここFAのアリーナでも何ら変わるところはない。
■現在のバブルキャノピーに匹敵する視界を確保した零戦。速度は遅く,防弾性に乏しいが,索敵と機動力を生かした格闘戦にはベストな機体だ。
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■敵の背後から忍び寄るのが最高の戦術だ。上手く食いついたなら,調子にのって攻撃する前に,自機の後方,デット・シックスを確認しよう。
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■多彩な視点切り替え
史実の統計によれば,撃墜記録の大半は不意打ちによるものだという。
どれほど操縦が巧みでも,どれほど射撃の才能に恵まれていても,見えないものとは戦えない。
マルチプレイ初心者にありがちな,「敵の姿は見ていないのに,いつの間にか撃たれている」という現象も,索敵の甘さが原因と言えるだろう。索敵は攻撃であり,防御でもあるのだ。
前置きが長くなったが,FAの視点切り替えに話題を移そう。
■右から,標準的なコックピット視点,コックピット表示をOFFしてフルスクリーン視点,自機を外部か見ることができる外部視点。
FAにはコクピット視点,フルスクリーン,パドロック視点,外部視点があり,中級以下のアリーナではすべての視点に切り替えが可能だ。
逆に上級になるにしたがって使える視点は徐々に絞られ,最上級のレベル10ではコクピット視点以外は使えなくなる。
どの視点を使うかはプレイスタイルやコダワリにもよると思うが,慣れるまではさまざまな視点に切り替えて警戒を厳にすることをオススメする。
それぞれの視点の特徴を次ページから紹介する。
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