[映画と並行して展開するゲーム「ENTER THE MATRIX」] |
2003.6.2 |
6月7日,ついに日本で映画「マトリックスリローデッド」が公開される。「マトリックス」3部作の第2章となる今作は,前作を大幅に上回るド派手なアクションが展開。一連の謎が明らかになっていく,というキーポイントの映画となる。
日本公開の同日(6月7日),インフォグラムジャパンからWindows用アクション「ENTER THE MATRIX」も発売となる。
ゲームシステムの詳細は追って紹介するとして,この「ENTER THE MATRIX」は,よくある単に映画内容をなぞったタイプのコラボレーションゲームではない。
まだ公開される前なので,ストーリーの詳細は書くわけにはいかないが,映画で主人公・ネオは,敵のマシン軍に包囲されてしまった最後の人類都市・ザイオンを救うべく,予言者の言葉を信じ,精神世界・マトリックスへと向かう。
お互いに愛を信じあったトリニティー,さらにモーフィアスらとともにマトリクスに降り立ったネオは,ザイオンが襲われる数十時間以内にさまざまな選択を迫られる……。という話が展開する。
その途中,助っ人にやって来るナイオビやゴーストら。映画ではネオらの視点を中心として描かれ,ネオの助けるために別の場所で激闘を続ける彼女たちの活躍については,スクリーン上であまり見ることはできない。
実は,映画と全く同じ時間軸で,同じマトリックス内で展開していたナイオビらの物語を描いたのがこのゲーム版「ENTER THE MATRIX」なのだ。当然,ネオらと合流するシーンの前後には,映画版と同じ場面がWindows上で展開していく。
しかもCGだけでなく,映画に登場する俳優・キャラクター・撮影チームによって作られたゲームでしか観られない約1時間の実写映像も次々流される。しかも映画では少々唐突な感があったストーリーや台詞についても,このゲームをプレイすることで解決する。映画とあまりにも深く・密接な関わりを持つのだ。
映画版マトリックスシリーズを手がけるウォシャウスキー兄弟が脚本・演出を担当していることからも分かるように,「ENTER THE MATRIX」は外伝などではなく,映画とゲームで1つの物語となっているということだ。
映画を見てゲームをプレイするもよし,ゲームをプレイしてから映画を見るのも楽しい。ただ,必ず両方を体験しなければ,「マトリックス」第2章を体験したことにはならないのだ。
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