千年の歴史を誇る「ミュー帝国」に,大予言書「セクロミコン」に記された厄災の日々が訪れた。
力を備えた地方領主たちの台頭により,中央政府は力を失い,ミュー帝国は崩壊。各領主たちはミュー帝国の覇権を争い,それはやがて大きな戦争へと発展した。
こうして美しかったミュー大陸は暗く醜い世界へと変貌し,闇の歴史を歩み始める……。
そんな折,野心に溺れた黒色騎士団の諸侯アントニアスは,魔道士レムリアにそそのかされ,暗黒の帝王クンドンの封印を破壊してしまう。
“血と恐怖だけでこの地上を覆って見せよう!
世界は私のものだ,永遠に!”
復活した冥王クンドンの姿に,血の涙をこぼして後悔するアントニアス。
だが時すでに遅く,クンドンの牙はアントニアスの最愛の娘を引き裂き,アントニアス自身も魔道士レムリアに殺害されてしまう。
こうしてミュー大陸は荒廃し,永い眠りから覚めたクンドンの狂気に支配されることとなった。
だが,人々の希望は潰えたわけではない。
八つに砕け散った封印石「エトラム」……,ミュー大陸に散らばったその封印石を探し出し,冥王クンドンを再び封印するのだ!
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