■ ファンタシースターオンライン ■
ちょうど1年前となる2000年12月末,Dreamcast用ネットワークRPG「ファンタシースターオンライン」(PSO)が,セガから発売された。
PSOは,家庭用ゲーム機初の本格ネットゲームというだけでなく,それまで“初心者お断り”だったネットRPGのイメージを払拭。世界中のユーザーと,手軽にコミュニケーションがとれるシステムの採用によって大人気に。 2000年に発売された全ゲームを対象とした「第5回日本ゲーム大賞」では,FF,ドラクエ,ゼルダを抑えての大賞を受賞。この事実からも,幅広いユーザーから高く評価されたことを証明しているといえるだろう。
今年5月に新要素を加えたVer.2がリリースされたのに続いて,GAMECUBE版,Xbox版,そして今回紹介するWindows版が次々発表された。DC以外のプラットフォームで,初登場となるPC版の発売(12月20日)を前に,改めて「ファンタシースターオンライン」の魅力を紹介する。
■「PSO」の魅力とは?
プレイヤーは総督府に雇われた「ハンターズ」として冒険に参加することになる。
基本システムは,PCで人気となっているネットRPG同様,闘いやほかのユーザーとのやり取りでアイテムなどを手に入れ,レベルアップしていくシステムだ。もちろん,複数の人数で協力しながら冒険を進めていくことが可能。ネットを通じ,世界中のユーザーといっしょに冒険することができるぞ。
従来のネットRPGでは,他国のユーザーとチャットなどでコミュニケーションを図ろうとする際,英語やり取りするケースも多い。「どうも,英語はニガテで……」というユーザーは,もうそれだけでネットRPGを敬遠していたこともあった。
しかし,PSOでは「ワードセレクトシステム」なる,簡単な単語の組み合わせで世界各地の言語に翻訳される簡易翻訳システムを採用。
■PC版「PSO」は7カ国語に対応したぞ! 記号も活用し,言葉の壁を超えて世界のユーザーとコミュニケーションをとっちゃおう!
作成した文章は,日本語・英語以外にも仏語・独語などに対応し,受信側の言語設定に応じて翻訳される。これで,多くの国の幅広い年齢層のユーザーが,言葉の壁を超えてコミュニケーションを図ることができるのだ。ほかにも,記号を組み合わせて絵文字を作成できる「シンボルチャット」も利用できる。
プレイヤーの分身でもあるキャラクターの作成も実に簡単。数種類用意された職業・種族などをまず選択し,次に容姿を決めていく。 キャラクターの容姿は,「キャラクタークリエイトシステム」が用意されている。 顔やコスチュームなどを用意されたバリエーションの中から選んだり,髪の色をRGBで自由に設定可能だ。なんと体型も自由に決められるので,自分だけの“分身”が作れるのだ。
さあ,世界中のユーザーとともに,冒険に出かけよう!
■PC版に採用された新機能
上記のDC版「PSO」に,ユーザー同士が闘える「バトルモード」などが追加され,アイテムも豊富となった「Ver.2」(DC用)が,5月に発売されている。
このDC版「Ver.2」をベースにしたPC版「PSO」の特徴として,まず前述の「ワードセレクトシステム」が強化されたことが挙げられる。DC版の日・英・仏・独・スペイン語の5カ国語に加え,さらに中国語(簡体字・繁体字)と韓国語にも対応。アジア圏のユーザーとのクエストが楽しみだ。
コントローラの選択肢も幅広い。キーボードのテンキーで移動できるのは,古くからのPCゲーマーには嬉しい限り。さらに,マウスの併用やパッドの利用ももちろん可能だ。
また,他プレイヤーから届く「シンプルメール」に対し,クエスト中で返事が出せないときは自動的に返信してくれる機能が搭載されるほか,シンプルメールの受信拒否などもできるようになった。女の子もこれで安心して,参加できるね。
■4種類の特製マウスパット!ファンならできれば全部手に入れたいところだ。
なお特典として,マウスパッドが同梱される。4種類(上写真)のいずれかがパッケージに入っているが,全部コレクションするのは大変だぞ。
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