工画堂スタジオのくろねこさんちーむが送るミュージックアドベンチャー最新作「シンフォニック=レイン」。
3月26日の発売を目前に控え,今回はファーストインプレッションをお届けしよう。
「シンフォニック=レイン」は,雨が止まない街“ピオーヴァ”にある音楽学院を舞台に繰り広げられる学園ストーリーで,プレイヤーの分身となる主人公のクリスは,この学院のフォルテール科に通う3年生。
卒業課題として,発表会が開催される2月末までに,歌担当のパートナーを見つけオリジナル曲を合奏するのが目的だ。
ゲームをスタートしてまず感じるのは,街に絶え間なく降り続ける雨の音とゲームの音楽と歌を手がけた岡崎律子さんが奏でる,儚く切なく美しい旋律。
そして,水彩画風のタッチの背景とキャラクターデザインを担当したしろさんの描くやわらかな感じのキャラクターたちによって生み出された空間。
これらが物語の世界観と融合され「シンフォニック=レイン」の独特の世界を盛り立てているのだ。
■雨が降り続ける街“ピオーヴァ”で繰り広げられる学園ストーリー。グラフィック,サウンドすべてが相まって,物語の世界観を創り上げている。
基本的にゲームシステム自体は,これまでくろねこさんちーむが手がけてきた「エンジェリック・コンサート」や「AS〜エンジェリックセレナーデ」などの作品と同じく,選択肢によって物語が分岐するアドベンチャーパートとミュージックアクションの音楽ゲームパートによって構成されている。
アドベンチャーパートでは,選択した行動によって,主人公と各キャラクターとの親密度が変化し,その結果によってさまざまなエンディングを迎えることとなるぞ。
■選択肢や移動先などによって,物語が分岐するタイプのアドベンチャーパート。プレイヤーの行動によって,物語は刻々と変化していくのだ。
音楽ゲームパートでは,フォルテールという魔法楽器をパソコンのキーボードで演奏するわけだが,それほど難しいものではなく,画面上に表示された五線譜を右側から音符が流れてくるので,ト音記号の手前にきたら音符に書かれている文字と同じキーをタイミングよく押していくだけだ。
キーを押すタイミングがBGMと合っていれば,ト音記号が大きくなって「SCORE」が入り,Evolutionゲージが少しずつ増えていくようになっていて,演奏が終了した時点で5段階あるマークの4段階目までに到達していれば演奏は成功となるぞ。
■学院での授業や日曜日にはフォルテールを演奏する音楽ゲームパートに移行する場合も。音楽ゲームでは,画面上に現れる文字をタイミングよくタイプしていこう。
なかなかうまく演奏できない場合には,Free Playモードで練習するか,オプション画面で難易度をEasyにするといいぞ。
また,オプション画面で自動演奏アドベンチャーの設定をオンにすれば何もしなくてもパーフェクトの評価で音楽ゲームをクリアすることが可能だ。
どうしても音楽ゲームが苦手だという人は試してみるといいかも。
女の子と仲良くなり演奏のパートナーが決まれば,それぞれの女の子ごとのストーリーに移行し,クライマックスも目前となる。
そこでどんなドラマが待ち受けているのかは実際に遊んでのお楽しみだ。
なお,初回限定版(DVDのみ)には,フィギュア製作で定評があるYUJIN作1/1「音の妖精フォーニ」フィギュアが同梱されているぞ。
実寸大のフォーニフィギュアを飾ってプレイすれば,よりゲームを楽しめるというわけ。予約してない人は今すぐショップに行こうね。
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