複雑に入り乱れたシナリオ展開と画面から血が滴るような生々しいグラフィックで人気となったホラーゲーム「SIREN」の続編が,2005年,遂に登場する。
今作の舞台は,日本近海の離島・夜見島。独自の因習を持つこの島は,かつて時代の趨勢に伴い移住者が増加,建築物が建ち並ぶ栄えた島だった。しかし29年前のある日の深夜0時,全住民が消失するという事件が発生する。原因不明の海底ケーブル切断による大停電,そして人のいなくなった島……未曾有の怪事件が起こった島は,廃墟と化した。
■未曾有の怪事件が起こった夜見島。朽ちた海岸には赤い海の荒波がうちよせ,異常な雰囲気を漂わせる。かつて多くの人で賑わったであろう遊園地も無惨な姿を晒している。
そして現代,夜見島には廃墟を見ようと訪れる人が絶えなかった。事件の悲しみも風化しつつあったある日の深夜0時,事件が再び起こる。夜見島の海が赤く染まり,轟音とともにサイレンが響き渡ったのだ。
サイレンとともに異界から出現する屍人,そして異形のものへと変貌する人間――人として生き残りをかけた戦いが,今,始まろうとしていた――。
今作では,プレイヤーに可能な行動に,“投げる”といった新しい行動が導入。壊れるガラス,ライトといった仕様も追加されるという。ライトを付けて敵をひるませ,違う場所から襲う……などの新しい戦略が楽しめるというわけだ。
しかし,逆に言えば,街灯を破壊されて闇の中をさまよう……といったことも起こりうる。あたりが闇になったとき,敵を感知するのは忍び寄る音だけだ。
さらに「車」も新たな道具として登場する。敵をひいて倒す,踏み台代わりにする,強行突破に使う,トーチカ代わりにする,クラクションで呼ぶ,ライトで怯ませる……など,さまざまな使い道が考えられる。
敵は今までの屍人に加え,「闇人」が登場する。高い知性と能力を持つといわれる彼らは,どのようにしてプレイヤーを追いつめるのか? は現在謎に包まれている。
■前作では動かせなかった車は,今作で立派な道具に。ライトで敵を怯ませたりと活用法は様々だ。シナリオによっては実際に運転することもあるというが……?
このほかにも重火器や爆薬を扱えるキャラクター,犬の視界をジャックできるキャラクターも登場する。もちろんNPC,屍人のAIも強化されているという。
現在「SIREN 2」の公式HPでは,特報ムービーを公開中。ゲームのキーワードとなる言葉も多数出てきているので,早速チェックしてね。
・PlayStation2 2004 INDEX
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※画面写真は開発中の為,実際の製品とは異なる場合があります。
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