■風間 仁(かざま・じん)
三島 一八と風間 準の間に生まれし運命の子,風間 仁。一八,三島 平八との死闘のあと,仁は本丸から飛び去るが,邪悪な気配を感じて意識を失ってしまう。
やがて何者かの声によって意識を取り戻した仁が見た物は巨大竜巻が襲ったかのように荒れ果てた山林の姿だった……それは暴走した自分の仕業である事は疑いようがなかった。
その後,屋久島に戻った仁は悪夢にうなされるようになり,己の中のデビルの血が強くなっていくのを感じていた。
「このまま精神を侵蝕され続ければ,完全に自我を失うのも時間の問題だろう」
そう考えた仁は元凶を絶つため何処ともなく旅立つのであった。運命の糸に導かれるままに……。
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