メインとなるストーリーモードでは映画のシーンを再現した広大かつ立体的なフィールドが設けられ，敵を倒しつつ要所要所に仕掛けられたギミックを駆使したアクションによって先に進んでいくことになる。

　キャラクターは映画の主人公リー・ムーバイとその女弟子のユー・シューリン，ムーバイの仇ジェイド・フォックスの女弟子のユイ・イェンの3人から選択が可能。

　選択したキャラクターそれぞれの立場や視点に基づいた物語が繰り広げられる。

　バク転で敵の包囲を一瞬にして解いたり，2段ジャンプからの滑空で長時間宙を舞うといった常人離れした動きに加え，高速ダッシュを使って正面から壁を蹴って敵の背後に着地する，凄まじい勢いで壁を斜めに駆け上がる……まさしく香港映画的なアクションの数々を堪能できる。 　

■タイミングよくボタンを押すだけで，敵の攻撃を華麗にかわせるぞ。

■映画でも話題となった“壁走り”も，ゲームでバッチリ体験できる。

　また，武の達人である彼らの圧倒的なパワーにも注目。

　コンビネーション攻撃で敵を壁に叩きつけ，跳ね返ってきたところに追い討ちでコンビネーション攻撃を再び決める……なんて芸当も実現可能なのだ。

　ゲーム中ではなんと15種類もの剣が登場し，手にする剣によってそのパターンも変わってくるのだ。

“斬る”“刺す”などの基本的な攻撃はもちろんこと，ボタンの組み合わせで強力なコンビネーション攻撃を繰り出すことも可能だ。

　一方，緊迫した攻防を演出する防御アクションも必見!!　“相手の剣を受け流す”，“敵の連続攻撃を身をよじって鼻先でかわす”といったまるで映画の殺陣（たて）シーンのような技ありのアクションが，ボタン1つでスムーズに行える。

　剣を交えていく最中で刃が折られたときもある。　そんなときは香港映画ゆずりのカンフーアクションの出番。パンチとキック，それぞれのボタンの組み合わせによるコンビネーション攻撃で敵から剣を奪ってしまおう。

　このカンフーアクションは剣を装備しているときでも操れるので，あえて格闘攻撃だけで戦う……そんな遊び方もプレイヤー次第だ。

　その切れ味に磨きをかけるべく剣を軸に戦っていくか，それとも己の拳を信じてカンフーで戦っていくか。　キャラクターのレベルアップに必要な経験地に，プレイヤーの戦い方が影響していくようになっているのだ。

　アイテムをストックできる点もRPG的要素の1つ。ザコ敵といえども敵の攻撃力は侮れない。

　ヘタに連続攻撃を食らったりすれば体力は見る見るうちになくなってしまうぞ。

　限られた回復薬をどんなタイミングで使うべきか，戦略的な駆け引きも戦いの趨勢を左右する。