■戦闘システムについて
「幻想水滸伝III」の戦闘システムを紹介しておこう。
通常の戦闘では武器を使った通常攻撃のほか,シリーズでおなじみ紋章を使った魔法攻撃や複数のキャラクターを連係させた協力攻撃が行うことができる。
特に協力攻撃は,ダメージの全体化や2倍ダメージなど役に立つものが多い。兄弟や仲間,ライバル同士……など,さまざまな組み合わせを試してみれば,キャラクター同士の意外な人間関係が見えてくるかも。
そして,「III」で新しく採用されたのは,F.P.B.S(自由位置戦闘システム)。これは敵・味方関係なく,戦闘中に自分の位置を自在に変化させていくシステムだ。
このシステムにより,キャラクターは戦闘中,定位置に留まることなく敵味方が自由に入り乱れて戦うことになる。そのため,よく考えて行動しないと攻撃魔法の範囲に入ってしまい味方にやられる,なんてことも起きてしまうので注意しよう。
■集団戦闘と一騎打ち
また,「幻想水滸伝」シリーズの特徴である「集団戦闘」(戦争イベント)と「一騎打ち」も解説しておこう。
まず集団戦闘はシミュレーションゲーム的な要素を持つ戦闘のことで,部隊同士での戦いとなる。
前作と異なるのは,この小部隊が最大4人+サポートメンバーで構成されること。以前より小規模となっているが,自軍の部隊4人+敵の部隊4人という“顔”が見える濃い戦いが見られるようになっているぞ。
なお集団戦闘では,戦闘開始時に表示される勝利条件を満たせば自軍の勝ち。華麗な勝利を収めれば,ご褒美をもらえることもある。
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■集団戦闘では自軍ユニットをエリア上で操作し,移動先に敵部隊が存在した場合に戦闘に突入する。 |
■戦闘の理想型は,自軍の2部隊で敵の1部隊を攻撃すること。逆に敵2部隊に攻撃されて撤退……なんてことにならないよう注意! |
そして「一騎打ち」は,ゲーム中の重要な場面で発生するイベント的な戦闘だ。
これは文字どおりの1対1の対決で,「攻撃」「防御」「必殺(捨て身)」の3つから行動を選択し,相手と駆け引きを行う。
それぞれの行動の意味は,「攻撃」は回避されにくく反撃を受けない通常の攻撃,「防御」はダメージを軽減させる&回避しやすくなる行動,そして「必殺」は通常攻撃の2倍のダメージを与えるが相手が防御していた場合手痛い反撃を受けてしまうものだ。
相手の行動を知る唯一のヒントは,戦闘中のキャラクター同士による会話のみ。発言の内容から,敵キャラの次の行動を推測し,少しでも有利になるように行動を選択していこう。
また,本作から導入されたデュエルゲージは,敵と自分との有利不利の状態を表示する。
ゲージは攻撃が成功したり,先に行動したりすることで中央から左右に動いていく。敵の方にあるほど自分が有利となり,行動の順番が変わったり攻撃や回避の確率が変動したりと,ゲームの流れを左右することになるのだ。
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■一騎打ちは,シナリオ上重要な場面に発生する1対1の対決。これに勝利しないと先に進むことはできない! |
■デュエルゲージは,キャラクターの有利不利の状況を表す。不利な状況のキャラ側には「!!」マークが表示されるぞ。 |
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