本作の見どころは何と言っても,ハルク変身時の痛快なアクションにある。プレイヤーは敵を蹴散らす圧倒的なパワーをもって,思うがままに破壊の限りを尽くすことができるのだ。
メインとなるストーリーモードは,映画版から1年後の世界。ゲームならではのSFチックな世界に仕立てたことで,ハルクのパワフルさをより体感できる物語になっているぞ。
■「あれ」から1年。ブルースにかかってきた1本の電話が彼をまた戦いの場所へと誘う……。
また,ストーリーモードではハルクによる激しいバトルのほかにも,主人公であるブルースも活躍するシーンもある。
ハルクの力とブルースの知性の2面性を描いた映画版と同じく,ゲームでもその2つを駆使して物語を進めていくことになるのだ。
己の肉体こそが最大の武器!
ハルク変身時にはパンチ(□),ガンマ(△),つかむ(○)などによる,超パワーの攻撃で敵を圧倒していく。
簡単なボタンの組み合わせによって,フック → フック → ボディブローといったコンビネーション攻撃や,つかんだ敵にボディスラム,バックドロップといった投げ技を決めたり,そのまま別の敵に投げつけて巻き込む……といった戦略的な戦い方も可能だ。
■バックブリーカーが炸裂。投げ技は出しやすくて気分爽快。
|
|
■怒りゲージを溜めることで衝撃波が出せる! |
また,怒りゲージを溜めることで敵をまとめて吹き飛ばす衝撃波を繰り出したり,迫りくるミサイルをパンチではじき返したりと,己の肉体を武器にさまざまなアクションが楽しめるのだ。
箱,ドラム缶,鉄骨……。障害物を活用しろ!
ハルク変身時はその超パワーで木箱や車などのオブジェクトを軽々と持ち上げることができる。もちろん障害物を破壊して暴れまわるだけでもいいが,武器として利用することもできるぞ。
鉄骨やパイプなどを使えば,その広い攻撃範囲で多くの敵を巻き込むことができるし,破壊寸前の車を敵に投げつければ,爆発による大ダメージが与えられる。
オブジェクトを使った攻撃は見た目の派手さはもちろん,状況に応じて使いこなすことで肉弾攻撃以上の効果が期待できるはずだ。
■ほとんどのオブジェクトはつかむ(○)で使用可能。敵に対して使うだけでなく,別の障害物へ投げつけることもできる。扱い方は自由自在なのだ。
力だけでは通用しない場面も……
敵の基地へ潜入するときや,変身能力を封じられてしまったシーンでは,プレイヤーはブルース・バナーとなり,力ではなく“頭脳”を武器にシーンを成功させなければならない。
もちろんブルースでも戦えないわけではないが,ハルク変身時に比べればはるかに非力。
オブジェクトを利用することもできないので,自ら敵に仕掛けるようなマネは避けて,敵に悟られないように目的を果たすのだ。
ブルースのシーンでは謎解きや探索といった目的でゲームが展開される。
■しゃがむことで音を立てずに移動できる。また,敵にも見付かり難い。
|
|
■数字合わせのようなパズル。上の数字と同じように並べ替えろ。 |
パズルのようなロジカルのミッションや時間内にアイテムを集めるミッションなど,ハルク変身時とはひと味もふた味も違う緊張感でプレイヤーを楽しませてくれるのだ。
・「HULK」 INDEX
・サイバーフロント
・PS2 GAME INDEX
・SOFTBANK GAMES TOP INDEX
|