「此花」シリーズは,2001年に第1作がプレイステーション・Dreamcast用として発売,此花学園を舞台に高校生の桃井恵と橘美亜子の名(迷?)コンビが事件の謎を解き明かしていくミステリー。
人気の秘密は,2,800円(発売当時)という価格の安さからは想像ができないほどの内容の濃さ。こちらのページでは,その魅力を検証するぞ。
■低価格とは思えない!豪華なスタッフ陣
「此花」では,第1作から一貫してキャラクター原案に「悠久幻想曲」で知られるmoo氏,シナリオにPS2「やるドラ」などで有名なSATZを起用。声優も,主人公となる桃井恵役に石田彰氏,橘美亜子役に川澄綾子氏を採用している点も注目だ。
いずれの人物も,その名前だけで主役を張れる有名どころばかり。 最高のスタッフが集まった,それが「此花」シリーズだ。
■徹底的にこだわった便利な機能
「此花」は,“小説”と同じようなテキスト量が想定されているため,操作性にもこだわって制作されているのもウリ。
繰り返しプレイをストレスなく楽しめる“スキップ”機能は,マルチエンディングのADVに必須の機能。これで一度読んだ文章は読み飛ばすことで効率よくプレイできるというわけだ。
逆にテキストを誤って読み飛ばしてしまった場合には,ヒストリーモードで読み返すことが可能。もちろん,自動的にテキストを進めることもできるので,わざわざボタンを押さなくてもいいのは便利なハズ。
なお,登場するキャラクターの音声はフルボイスで収録。また,ゲーム中で見たCGを鑑賞できるアルバムモードやゲームのBGMを聴くことができるミュージックモードなどの機能も用意されているぞ。
まだ「此花」シリーズを体験したことのない人は,「此花3 〜偽りの影の向こうに〜」の発売までに前2作をぜひプレイしてほしい。
「KONOHANA:TrueReport」
休みも終わろうとする桜舞う季節――。
主人公・桃井恵は,森に囲まれた学園「此花学園」に転校してきた。残り二年間の高校生活を,この学園で静かに過ごすはずだったのだが,その願いが崩れ去る事件が起きる。
――始業式を前にして起こった,教師殺害事件。
死神に魅入られた者には死のカウントダウンを表す数字が書かれた不気味な予告状が届けられ,その数字が「0」になったとき,死に神にあの世へ連れ去られてしまう――死神伝説――殺人事件は,この伝説の通りに行われていた。
学園で予告通りに起こる殺人事件。橘美亜子という女の子に無理矢理捜査に協力させられた主人公は,やがて学園を覆う不吉な黒い影に巻き込まれていくことになる。
PS版Super Lite1500シリーズ 定価: 1,500円(税別) 好評発売中
Dreamcast版 定価:2,800円 好評発売中
此花 公式HP
「此花2 〜届かないレクイエム〜」
死神伝説の事件から数カ月,桃井恵と橘美亜子は,悲願の新聞部設立に向けて精力的に活動を続けていた。
しかし平穏な日々はそう長くは続かず,恵を追って前の学校から桜田忍が転校。「推理探偵同好会」を創立し,恵たちの新聞部(自称)に勝負を挑んできたのだ。
そんなある日の夜,バスケ部の部室に火災が発生。火は早急に消し止められるが,中には焼死した三年生,南裕一郎の姿があった。
現場は密室。しかも,火の気のあるような場所ではなかったのだが……。
謎めいたメッセージとともに,次々と引き起こされる連続殺人事件。はたして恵たちは,この難事件を解決し,忍との勝負に勝利できるのだろうか?
PS2版 定価:3,800円(税別) 好評発売中
此花2 〜届かないレクイエム〜 公式HP
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