アレクサンドル・デュマ原作の「モンテクリスト伯」をモチーフにした「西風の狂詩曲<ラプソディ>」は,17世紀ヨーロッパの雰囲気漂う本格派タクティカルRPG。
PC版のグラフィック,サウンド,インタフェースを改良し,PS2版ならではの新要素も盛り込まれ,さらにパワーアップしているのが特徴。5000本でヒットといわれる韓国のPCゲーム市場で11万本ものメガヒットを記録した実力ソフトが,ついにPS2で登場するぞ。
今回のインプレッションでは,「西風の狂詩曲」のキモとも言うべき戦闘システムを紹介。何百回と繰り返し行うことになる戦闘を,ここでしっかりと予習しておこう。
西風の狂詩曲では,敵との戦闘は大きく2種類に分けられる。
1つはフィールドやダンジョンを移動中,敵とエンカウントすると発生する通常バトル,もう1つはフィールドやダンジョンの特定の場所に行ったり,特定のイベント後に発生するボスバトルだ。
通常バトルは,発生するとフィールドやダンジョンがそのままバトルフィールドになり,主人公たちはあらかじめ設定したフォーメーション通りに配置され,その後敵味方全員のターンの能力の高さ順に行動していくようになっているぞ。
一方,ボスバトルは,フォールドやダンジョンとは別のバトルフィールドで戦うようになっている以外は,通常バトルと同様にターンの能力の高い順に行動するのだ。
戦闘で使用できるコマンドは,「移動」「技能」「必殺技」「魔法」「アイテム」「装備」「防御」「逃走」の8つ。
「移動」はキャラクターの移動力にあった範囲内でバトルフィールドを移動させることができるコマンドで,移動先で武器が届く場合は続けて攻撃することも可能だ。
1:「移動」コマンドを選択すると,そのキャラクターが移動できる範囲が青く表示される。
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2:移動後に攻撃可能な場合は,その攻撃可能な範囲が赤く表示されるぞ。
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3:攻撃を選択すると,攻撃方法を選ぶことが可能だ。通常攻撃だけでなく,各キャラが習得している技も使用できる。
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4:攻撃が成功するとダメージが与えられる。ダメージの計算は,攻撃力から相手の防御力(%)を引き,その数値と防御側が装備している武器の限界力の差によって決まるぞ。
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