■ 杉浦博英氏 P.2
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●業界の先駆け的なプロジェクト
--プロジェクトに対する意気込みはアツイものがありますね。ではこのプロジェクトの概要などを教えていただけないでしょうか。
杉浦 このゼノサーガというプロジェクトは,業界の先駆け的なプロジェクトであり,今後のゲーム製作のあり方の1つを提示していきたいと言うことです。
というのは,ゲームの開発者は,各メーカーさんが抱えているという状況ですが,映画を製作しているプロダクションというのは,ほとんど会社の支配に入っていないんです。製作進行までを製作会社が行って,各スタッフはこの作品を創るよっていったときに,「この作品なら作りたい」「あの人となら一緒にやりたい」と自由に選択できる。そういったオープンな環境を作りたいんです。
この業界も遅かれ早かれ,そういう状況になっていくとは思います。パブリッシャーとディベロッパーの差別化が明確になっていくと思います。そのような中で,私たちが良いディベロッパーの見本になれればと思っています。
--では今後のモノリスソフトはどのように展開をしていくのでしょうか?
杉浦 このプロジェクトが終わりではなくてこれが始まりです。これからは実際やるかはさておき,RPGはもちろんオンラインゲームなど,いろいろなジャンルを手がけていきたいですね。
究極のディベロッパーとして,ゲーム業界のルーカスフィルム,スタジオジブリといったところを目指したいですね。クリエイターたちに自分の得意な分野で活躍できる場所を提供できればと思っています。
そういう動きが広まれば,企業間の壁を越えて,クリエイターが自由に作品を作れるんじゃないかなと。彼らの状況と発想が変わっていけば,自然と新しい企画も出てくると思われますよね。
最後に人材募集です。ゼノサーガのほかにも,私たちのプロジェクトはすでに始動しています。開発から広報担当者まで,幅広い人材を募集しておりますのでよろしくお願いします。
--では,ぜひ一緒にやってみたいというクリエイターの方はモノリスに問い合わせをしてみましょう(笑)。今日はありがとうございました。
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