コラム
ゲームは国境を越えたのか?(後編):新米記者の家族捜しとゲーム三昧の行き当たりばっ旅(3/3 ページ)
すでに最初の趣旨すら忘れ、あらぬ方向に逸れ出した海外ゲーム事情レポートだったはずの海外旅行。ITの意味すらわからなかった新人記者は、ちゃんと報告できるのか。そしてちゃんと帰ってくるのか。後編です。
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最終日を迎えて
来るんじゃなかった。いろんなものに負けた旅行なんて……。前半あんなに楽しくやっていたのが嘘のようだ。いつのまにか4日目の最終日になってしまっているし、全然楽しくない。再チャレンジとして夜のグアムに繰り出したものの、結局浮いた話もなく、ただ悲しい結果に震えて眠るしかなかったし。
最終日になって気がついたが、新しくお世話になるところへの付け届けを忘れていた。とはいえ、免税店でチョコを買って行くのが関の山で、これで皆さんへのご挨拶とすることにした。
慌しく帰国のため空港へ向かう。今度は家族と一緒だから寂しくないと思いきや、帰りの便も一人だった。家族はJAL。自分だけまたもやノースウエスト。同じ成田へ帰るのになにしてくれるんだ。まあ、それも面白いかもと思ってしまう自分も自分だが。
もちろん最終日もグダグダなまま。空港に着くとさっさとチェックインして相変わらずの厳重な手荷物検査を受ける。こちらは電源を入れて起動させる点検ではなく、謎の機械をパソコンなどにかざして検査していた。ところでココって撮影していいんでしたっけ? 荷物が機械類とコードのみの自分に検査官が何か言ってたが、きっと悪口だ。そんな気がする
こうして家族を捜す旅にかこつけたゲームに関するあれこれリポートを締めたいと思う。もう自分の体を張っての体験レポートなど、できればこれっきりにしたい。たまたま海外に携帯ゲーム機を持っていくんですよ、と事前の面会で話したことが運のつき。先輩方はこうして大きくなっていったんだよ、と上司は言うが信じません。できればそっとニュースなど書く人間になりたいと、固く誓った仕事始めであった。
ちなみに帰国してからITはなんの略かを知る。三省堂の辞書によると……
IT
- 情報技術、インフォメーションテクノロジー(information technology)
- パック旅行(inclusive tour)
……おアトがよろしいようで。
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