カードゲームにトレーディングカードの持つ“コレクション性”と、新たなルールが追加可能な“拡張性”とを持たせた「トレーディングカードゲーム」が世に誕生してはや11年。
その元祖であり、現在も全世界で最も多くのプレイ人口を誇る「マジック:ザ・ギャザリング」は、トレーディングカードゲームを1つの“競技”として確立させ、世界規模のプロツアーを開催するなど他のカードゲームにないイベント性を持っている(今年の1月に名古屋で開催されるプロツアーの賞金総額は、その額なんと20万ドル超!)。
そうした「マジック」が昨年10月に発表した新シリーズは、我々日本人になじみの深い“和の神話世界”をモチーフにしたシリーズセット(「神河物語」:昨年10月の特集記事参照)。さらにその第二弾が、来月の頭に発売を控えている。
その名は「神河謀叛」(かみがわむほん)。猛り狂う神と人とが激しい争いを繰り広げる世界での、新たな時代の幕開けである。
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東洋思想にのっとった「転生」「武士道」などのルールが追加され、従来のプレイヤーはもちろん、新規に始めたプレイヤーにも興味深い内容となっていた前回の「神河物語」。
今回の目玉はなんといっても「忍者」の存在と、彼らの持つ忍びの術。正攻法が通じにくい相手に対しても、彼らの助けがあればゲームを有利に進めることができる……というから驚きだ。
既存のプレイスタイルを覆しかねない新ルールだけに、従来ユーザーには脅威となろうが──裏を返せば、これから始めようとする人にでも、既存の戦法に対抗しうる力が用意されているという話でもある。
「神河謀叛」の発売は2005年2月4日。新たなルールだけでなく、神河物語の世界を広げる物語性などにも注目してもらいたい。
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