任天堂GBA SP/DSをAVプレーヤーに――「プレイやん」を使ってみた:速攻レビュー(2/5 ページ)
任天堂の「プレイやん」は、ゲームボーイアドバンスSPやニンテンドーDSで動画/音楽ファイルを再生できるようにするカートリッジだ。たった5000円で携帯ゲーム機がAVプレーヤーに変身する話題の製品を発売前にレビューしてみた。
ニンテンドーDSへ装着した状態。映像や音楽の処理は「プレイやん」内部で行うので、再生品質に関しては特に差はないが、搭載している液晶やスピーカーの差により、ニンテンドーDSのほうがよりよい品質での鑑賞が可能
標準パッケージにはビデオ圧縮ツールは付属していないが、SD-VIDEO規格準拠の動画ファイルが再生できるので、パナソニックのDVDレコーダー「DIGA」にラインアップされたSD録画対応機種(DMR-E500H/E200H/E100H。ただし、DMR-E500HのExtraFineモードには対応しない)や、シャープのAQUOS、パナソニックのVIERAといったSD録画対応テレビを所有しているなら、そのまま再生が可能だ。
あるいはパソコンのビデオ編集ソフトなどを使って、対応形式に圧縮してもいい。MP3ファイルも同様だが、特別なデータ変換などはいっさい介在しないので、作成したASFやMP3ファイルをそのままSDカードへコピーすればいいだけだ。
ただ、それだけでは不親切なので、「プレイやん」にはパナソニック製ビデオ変換ツール「MediaStage Ver.4.2 for Nintendo」がバンドルされたセットも用意。任天堂オンライン販売での価格は、プレイやん単品版が5000円(税込み)、ツール付属版は6000円(税込み)となっている。
今回はこのビデオ変換ツール「MediaStage Ver.4.2 for Nintendo」でエンコードを行い、その動画を再生してみた。
これは従来からあるパナソニックの映像/音楽管理ソフト「MediaStage」にプレイやん変換機能を追加したもので、操作はシンプル。メディア設定で作業ディレクトリを指定しておけば、ファイル一覧(サムネイル表示/サムネイルと詳細表示/詳細表示)に目的のビデオファイルが出てくるだろう。基本的には、対象をクリックして選択し、画面右に並ぶアイコンのうちの「コンバート」をクリックして実行すればいい。
すると、「フォーマット変換」のダイアログが表示され、画質、音声が設定できる。画質を変更すれば、それに応じて、ビデオビットレートが表示されるほか、変換後の予想ファイルサイズも自動的に計算してくれる。
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