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「ナムコミュージアム」のゲームシェアリング機能体験顛末記(3/3 ページ)

19日から各地で開催されたゲームシェアリングイベント。当然取材に赴いていたわけだが、いろいろあって残念な事態に。ゲームシェアリング機能を取材しながら、同僚との意思の疎通を考える。

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20日牛久

 事の発端はこの記事だった。ナムコ主催のPS2「鉄拳5」&PSP「ナムコミュージアム」シェアリング体験イベント。その開催場所に個人的に見慣れた文字がある。「ひたち野うしく」――茨城県にある街だ。

 ちなみに言っておくと、ここは「日立市」ではなく、「牛久市」になる。有名なのは牛久の大仏とか、旅行番組だと「うなぎ」のおいしいところとしてたまに紹介される(いきなりローカルネタですいません)。


駅はこんな感じ。98年3月14日に開設されたので、まだ新しいほう

駅から見える眺めはこちら。新興住宅地なのだが、あまり家は立ってない。う〜ん、空気がおいしい

 特にどこに行けという指示もなかったので、ほぼ地元と呼べる「ひたち野うしく」に来てしまった。まぁ東京のイベントは先輩記者が行くと言っていたので、大丈夫だろう。それよりもナムコの担当者に、なぜ東京以外で行われているのがここ茨城なのか?ということを聞くほうが大事だ。


 イベント開催店である「WonderGOO ひたち野うしく店」に到着。北関東に住むものならば知らない人はいないと言われる、カスミグループに属しており、主にCDやDVD、ゲームを取り扱っている店だ。


あまりCD、ゲームショップの少ない茨城県では、かなり貴重な存在

 ひたち野うしく店の特徴は、ゲーム売り場を囲む形で、全部で8つのミニブースが設けられていること。今回のイベントはその一角にて行われていた。そしてナムコの担当者を捕まえてすぐに、「何で茨城の、しかもこちらでイベントを?」などと直球勝負。

 これに対して「イベントはどうしても都内が中心なんですが、お客さんは全国にいます。そういった人にも触れてもらえるように、というのが一番ですね。後は、WonderGOO ひたち野うしく店さんにはイベントブースがあり、行いやすかったということもあります。」と、何とも素晴らしい返答。

 確かに屋内、しかも売り場と密接しているブースがあるので、イベントはやり易いだろう。しかし、個人的には「出身者がいるので」とか「茨城LOVEだから」などのオモシロ回答を期待していたのだが……。

 何はともあれ、ナムコの素晴らしい志の元、イベントはスタートした。だが、「鉄拳5」が身ひとつあればプレイできるのに対して、シェアリング体験はPSPが必要。そしてここは茨城県。発売から2カ月経った今も、普及率はお世辞にも高いとは言えない。会場に着いた時こそ、2人の若者がシェアリングしにきたが、その後はさっぱりだった。


一番最初にシェアリングに来た2人。これを逃していたら……

 逆に「鉄拳5」の体験プレイは人が絶えることがなかった。発売前のソフトを体験できるというだけに、その人気は高い。ただし体験プレイも、5人勝ち抜き戦イベントも、ちびっ子が中心。

 4〜5人の青年はいたが、そちらも含めて、明らかに10年前の1作目を生でプレイしていないことは明らかだった。逆に考えれば、世代が代わろうとも受け入れられる「鉄拳」シリーズの力を見せられたとも言える。


「鉄拳5」勝ち抜き戦にはちびっ子がたくさん。意外にも巧くてびっくりしたり……

 このように、イベント自体は非常に淡々と行われ、東京で行われるような騒ぎや熱気は感じられなかった。だが、個人的にはイベント内容がどうというよりも、地方に目を向けてくれたことを素直に喜びたい気持ちが大きい。

 よりによって茨城のイベントに行ったため、先輩記者からは後日お叱りを受けることとなったが、今後こういった地方のイベントが増え、全国各所でいろいろなイベントが行われていってほしいと思う。

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