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XLink Kaiを使い、PSPで通信対戦を楽しもう(2/2 ページ)

PSPの持つ機能のひとつに、無線LANを利用した通信対戦がある。しかし、これはすぐ近くにPSPを持つ人がいる場合のみ、意味を持つ。それなら、インターネットを利用して、遠隔地にいるPSPユーザーと通信対戦はできないだろうか?

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実際に、XLink Kaiをインストールして動かしてみる

 最初に、XLinkを使うための登録を行おう。これを済ませないと、どんなに頑張ってもXLinkは使えない。登録画面は英語で書かれているが、必用なのは*印がついている部分のみ。

 上から順に、XLinkで使うXTagと呼ばれる名前(他人とかぶらないものを)、パスワード、同じパスワード、メールアドレス、住んでいる地域、年齢、回線速度となっている。これらを記入したら、最下段のsubmitボタンを押そう。

 しばらくすると、記入したメールアドレスにTEAM XLinkからメールが返送されてくる。そこに書かれたアドレスへアクセスすると、認証が行われてXTagが有効になる仕組みだ。これで、下準備は完了となる。

 次に、ソフトをダウンロードしよう。Webページは英語だが、日本語バージョンも用意されているので、それほど手間取らないはず。ダウンロードをクリック後、表示されるプルダウンメニューから「Windows XP/2000/Me/98se/98」を選び「ダウンロード」ボタンを押すと、ダウンロードが始まる。


ダウンロード開始

 なお、Windows XP以外のOSでは、起動時にインストーラが正しくないと表示されエラーになってしまう。これを回避するには、同じページにあるマイクロソフトへのリンクからWindowsインストーラ(Windows95・98・ME用)(WindowsNT・2000用)をダウンロードして、あらかじめインストールしておく必用がある。

 インストーラが起動したら、手順に従ってXLink Kaiのインストールを完了させよう。インストール終了後、まず最初にスタートメニューから「Start kai Config Tool」を選ぶ。すると、コンフィグ画面が表示されるので、ここであらかじめ各種設定を済ませておく。

 「Kai Port」と「Kai Deep Port」番号には「30000」と入力し、「Accept UI Connections From」の部分は「Any IP Address」を選び、「Show dangerous NICs」にチェックを付ける。すると、kai Configuration Toolが終了するので、再びスタートメニューから選ぶ。画面が表示されたところで、「Network Adapter」のプルダウンメニューをクリックすると、そこに接続した無線LANのアダプタ名が見えるはずだ。これを選択してOKボタンを押せば、ひとまずは終了となる。

 設定が終わったら、あらかじめPSPで通信対戦機能を持つゲームを起動しておこう。「みんなのGOLF ポータブル」ならば、“対戦部屋を選ぶ”を選んでおけば、無線LANの電波をずっと出しっぱなしにしてくれる。まずは、この状態で放置しておく。

 PSP側での準備が終わったら、PCでアプリケーションを起動。最初に、XTagとパスワードを聞かれるでの、登録した名前とパスワードを入力しよう。


登録した名前とパスワード入力

 入力した内容が間違っていなければ、XLinkサーバとのコネクションが完了して、次の画面が表示される。ここでうまくいかない場合のほとんどは、認証を行っていないため。TEAM XLinkから届いたメールに書かれているアドレスへアクセスし、先に認証しておくこと。


次の画面になったら、ウィンドウ上部に表示されている、虫眼鏡のアイコンをクリックしよう。するとウィンドウの内容が変わるので、上から3番目の絵が描いてある場所に注目する

 ここで、「NetworkReachable」がYesになっているかどうかをチェックしよう。ここは、ある程度時間が経過しないとYesにならないので、しばらく待つこと。Yesの文字が確認できたら、ウィンドウ上部にある地球の形をしたアイコンをクリック。すると、さまざまなコンシューマゲーム機のアイコンが表示される。


その中に、PSPと書かれた場所があるので、→の印をクリックしよう。

これで、PSPで通信対戦機能を持っているソフトの一覧が表示されるこの画面に到達する

 あとは、自分の持っているタイトルをクリックするだけ。今回の場合なら、みんなのGOLF ポータブルのところにある→をクリックすることになる。これで各ゲームごとの部屋に入れたので、あとは自分で対戦部屋を作るも良いし、対戦待ちしている相手の部屋に入るのもあり。


対戦相手待ちの部屋へ突入画面

 ただし、部屋の中にはパスワードがかかっているところもあるので、そこはパスワードを知っている人しか入室できない。友達同士で対戦したい場合などに利用するのがいいだろう。

 ちなみに、どのぐらいの回線があればスムースにプレイできるのかを調べてみたが、リアルタイム性が強くないタイトルならば、ADSL回線でも問題ない。ただし、リッジレーサーのようなタイトルの場合は、全員が光回線を引いていないと、ガクガクしてゲームにならない。自分と対戦相手の回線状況を考えて、最適なゲームでインターネット対戦を楽しもう。

 なお、今回の記事は、「xlink kaiを使いPSPで通信対戦を楽しめる」という可能性を紹介するものであって、ソニー・コンピュータエンタテインメントが推奨している使い方ではない。現在のところ、xlink kaiでトラブルなどは発生していないが、今後何があるかは予想できない。あくまでも利用は“自己責任”を心がけてほしい。

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