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「大軍勢感」と「マルチアングル・シナリオ」で迫る「Ninety‐nine Nights」次世代Xboxプレビュー(1/2 ページ)

キューエンタテインメントの水口哲也氏がXbox 360向けに製作している「Ninety‐nine Nights」。韓国のPhantagramとのコラボレーションとなるファンタジーアクションゲームは、「大軍勢感」がコンセプトだ。

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 「1年半前に、14年間勤めたセガを退社して、キューエンタテインメントを設立した。今日、新作を発表できるのはうれしいと思う」と水口氏。水口氏がゲーム業界に携わってきた15年の間には、さまざまな変遷があったという。

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キューエンタテインメント チーフクリエイティブオフィーサー 水口哲也氏

 水口氏が入社した1990年の頃は、3DCGのテクノロジーはなく、2D画面で、音はビープ音。1993年にCGがゲーム業界に導入され、水口氏がアーケードゲームの「セガラリー」をプロデュースしたときには、新しい技術を、いかにゲームに取り込んでいくかを考えていたという。

 「本物の車のようなリアルな表現を使ってみようとか、それを使って砂漠や森、町などの中を走らせてみようとか、ドリフトをさせてみようとか考えていた。これが10年前くらいの話だ」(水口氏)

 その後もゲーム機のテクノロジーは様々に技術を進化させてきた。20世紀の終わり頃には、音を取り入れる技術が向上してきたが、技術の進化というのは、新しいインスピレーションを与えてくれるものだ、と水口氏。次世代機を目の前にして、新たな想像力を刺激されている自分がいる、という。

 このあと紹介された韓国、Phantagramのチーフ・エグゼクティブ・オフィーサーのサンユン・リー氏は「コラボレーションは初めての経験で、多少の不安があった。しかし水口氏は経験を元にプロジェクトを引っ張ってくれるし、日韓ともに順調に進行している」と述べる。Ninety‐nine Nightsは、水口氏がプロデューサー、リー氏がディレクターという立場となる。

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Phantagramのサンユン・リー氏と水口氏

 Ninety‐nine Nightsの製作に当たっては、キューエンタテインメントのスタッフも韓国に常駐して仕事をしている。「日本語と韓国語、そして英語が飛び交うため、『ここはどこだ?』と思うようなオフィスになっている。これまで経験したことのないようなエキサイティングな現場だ」(水口氏)。

数万人の兵士が動き回る「大軍勢感」を

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