ロビー・バック氏「Xboxはトップコンソールだ」:E3 2005 Xbox Briefing(1/2 ページ)
E3開催を目前に控えた5月16日(米国時間)、MicrosoftはロサンゼルスのShrine Auditoriumにおいて、プレス向けイベント「Xbox Briefing」を開催。北米市場での現世代Xboxの好調なセールスや、次世代ゲーム機「Xbox 360」の詳細などについて発表が行われた。
「5年前のE3で『Xbox』に関するアナウンスを行ってから、我々は長い道のりを歩んできた。その時点では、我々はコンソールゲーム業界に対して全く経験がない状態だった。しかし、Halo 2を登場させるに至ったのだ」。
ブリーフィング冒頭で、Microsoftシニアバイスプレジデントであるロビー・バック氏はこのように語りつつ、北米市場を中心とするXboxの現状を説明した。
Xbox登場初期は、セールス面でもあまり好調ではなく、さらに日本市場でのトラブルなどもあり、あまり芳しい状況ではなかった。しかし現在の北米市場では、Xboxは他のプラットフォームを凌駕する勢いでセールスを伸ばしている。
例えば、2004年秋に発売されたXbox向けタイトル「Halo 2」は、発売日1日で1億2500万ドルという驚異的なセールスを記録。これは、ゲーム業界はもとより、エンターテインメント業界全体を含めた中でも過去になかった数字であるとロビー・バック氏は指摘。
また、2004年冬(クリスマス前後のホリデーシーズン)には、コンソールゲームとしてトップセールスも記録。このように、北米市場ではもはや、Xboxは完全にトップコンソールとして君臨するに至っているわけだ。
その好調さを背景とし、Xbox Liveの登録会員数が200万人目前になっていることも発表された。セールスの好調ぶりから考えるとやや少なめの数字にも見えるが、有料サービスの登録会員数であると考えると、この数字でも十分驚異的だ。
この成功を支えているのが、Haloシリーズ、Project Gotham Racingシリーズ、DEAD OR ALIVEシリーズなどをはじめとするゲームタイトルであるとロビー・バック氏は語った。魅力的なタイトルが増えることでユーザー数が増え、さらに魅力的なタイトルが登場するという、まさに勝ち組のスパイラルである。そしてXbox向けとして2005年中には200タイトル、2006年以降では100タイトル以上が供給されると表明しつつ、今後発売が予定されているXbox向けタイトルが多数紹介された。
今後発売が予定されているXbox向けタイトル
Xbox 360のXboxとの互換性は必然だった?
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