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Xbox 360に変わってやりたいことが全てできた――レア渾身の期待作「Kameo: Elements of Power」(1/3 ページ)

当初はXbox向けソフトとして開発されていた「Kameo: Elements of Power」。Xbox 360ならばやりたかったことが全てできる、として、急遽プラットフォームを変更。しかしそのおかげで、全く新しいゲームとして生まれ変わったのだ。

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Xbox向けからXbox 360向けに変更

 昨年のE3でほぼ最終バージョンに近い形のものがプレイアブル出展され、北米市場では昨年7月に発売されるとアナウンスされていた、Microsoft Game Studiosの「Kameo: Elements of Power」。その後発売が延期され、Xbox 360向けタイトルとして作り替えられることになった。

 プラットフォームが変更になった理由としては、Xbox 360発売時期にある程度の数のタイトルを用意したかったということもあったのだろうが、最も大きは理由は“Xbox 360ならばやりたかったことが全てできるから”、ということのようである。

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Kameoの開発を行っているレア社のシニアデザイナーであるジョージ・アンドレアス氏。Xbox版との比較を行いつつ、Xbox 360版Kameoを紹介してくれた

 Xbox版とXbox 360版との最も大きな違いは、当然ながらグラフィックの品質だ。両者をじっくりと見比べるまでもなく、Xbox 360版の方が明らかに緻密で美しいグラフィックとなっている。

 物体のディテールが非常に細かく表現されているのに加え、背景の描写なども緻密になっている。今回のデモでは、実際にXbox版のプレイ画面とXbox 360版のプレイ画面を横に並べ、同じシーンを比較する形で見せてもらったのだが、これが同じゲームだとは思えないほどの違いとなっている。

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Xbox版Kameoのスクリーンショット。これ自体もそれほど悪いグラフィックではない
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こちらはXbox 360版Kameoのスクリーンショット。キャラクターや背景の描写などが大幅に向上しているのが良くわかるだろう

 また、Xbox 360版では、時間の流れによって昼から夜、夜から昼へと映像が変化していくという要素も盛り込まれている。夜になれば、星が夜空にまばたき、蛍が飛び交い、非常に幻想的な世界が表現される。

 光や影の処理は、Xbox版とは比べものにならないほど進化していることが良くわかる。川や池の水も、完全な物理計算によって表現しているそうで、水の存在感はこれまでのゲームとは比べものにならないレベルのものを実現している。さらに、背景部分も、単純に背景用の絵をテクスチャーで貼りつけているのではなく、全てポリゴンモデルとして作られたものを表示するようになっているそうだ。

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背景部分の遠くの物体も、テクスチャの貼り付けではなくポリゴンモデルで描画されている。また水も完全な物理計算によって再現しているそうだ

登場キャラが増え、ゲーム内容も変更

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